カテゴリー「トレーニング・改善」の80件の記事

2024年2月24日 (土)

リスキーな体質と老化

3日に1回ぐらい「自分はADHDなのか?それとも ASD併発なのか?」と考えることがある。「認知機能やメンタルの不具合は、母譲りの統合失調症の症状ではないか?」とも。

主治医は、私が単体のADHD+時々うつ病と確信しているようだ。だから今のクリニックに通っている限り、医療面からこの答えを出すことはできない。


ただ、身体的には明らかなことが色々ある。
私の昔からの体質として
・鉄、亜鉛などのミネラル不足
・血糖値が高い
・筋肉がつきにくい
・LDLコレステロールが高い(痩せても下がらない)

・炎症しやすい

があるのだ。更年期の今は、血管や他の内蔵にも不具合というか早い老化現象が出ている……実年齢+20歳くらいの。

オートミールで元気に…

母もガリガリだけど、やっぱり血糖値やLDLコレステロールは高い。母方の祖母(変わった人らしい)は糖尿病で48で早死にしている。統合失調症と糖・脂質との関係を指摘する研究もある。


栄養学の難しいところは分からないけど、せっかく摂ったミネラル、ビタミン、タンパク質も効いた実感がないから、非効率な使われ方をしてるのかもしれない。


そのことを深く考えずに、若い時には甘いものをむさぼり酒にひたっていたので、自業自得な面もある。けれど、他の人もしてるから大丈夫だろうという気持ちもあった。実際、世の中には食生活が荒れていても元気で長生きな人がいっぱいいるし。

脳回復ドリンク

すぐに命にかかわるものではないとしても、遺伝的には精神も含めてリスキーな体質を引いてしまったんだと思う。

不幸中の幸いなのは、医療の高度に進んだ時代と国に生まれてきて、さらに医療関係の仕事をしていることだ。まあ健康不安があったゆえに医療系を選んだとも言える。

ADHDの診断がついて薬物治療をしていたことも幸いだった。医療費はかかる代わりに、医師に相談しやすいし、定期的に血液検査もするから。

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この2年くらい、栄養を吟味したり運動を取り入れたりしても、心身の劣化のスピードにはとても追いつかない(コロナも2回やってる)。大幅な改善にはやっぱり運動が必要だと思う。それも1日30分歩く程度では焼け石に水だったので、強度なものでないと。

今からなら間に合う、こんな自分でも90代まで生きられると信じたい。

 

今2〜30代の人にはあまり実感がないかもしれないけれど、40歳を超えると事あるごとに衰えを感じるので、ぜひ若いうちから体をいたわってほしいと切に思う。

2024年1月11日 (木)

やるべきことがどうしてもできない(1)

年明けから楽しいことが全然できていない。家にいるとぼんやりスマホを眺めてしまう。その時間が日に6時間とか、ひどい時は10時間と病的な長さだ。


本当は家でやらなければいけない課題がある。本気でやれば3時間で終わる作業なのに、毎日毎日、「今日こそやろう」と、パソコンのアプリを立ち上げても、数分後には記憶喪失になり。気づけば0時過ぎになっている。散歩に行くとか、録画した映画を見るとか、そういう楽しいことすら思いつかない。


これがADHDの先延ばしだけなら、ここまではならないはずだ。家事はでき、仕事も休まずこなしているので、うつ状態ではないはず。


スマホ(ネット)依存症になっているのは確かだけれど、楽しくて依存してるわけではなくて、やるべきこととそのストレスを直視しないよう、無意識的に回避している。スマホは現実を忘れるのにちょうどよくできているからだ。やめても根本の問題が解決しなければ、別のものに逃避するだけだろう。

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物事を先延ばしにする人の解決法として、

・段取りを書き出す

・小ステップに分けて少しだけ取り掛かる

・できたことを褒める

などが言われている。これは効果があると思うし、他の作業ではそうしてきた。


ただ、今回のようにこじれてしまうと、やろうとした時、まるでバンジージャンプをやれと指示された時のように恐怖が先に立つ。まるで未来のトラウマのようにきれいさっぱり忘れてしまうのだ。下手すると何日も。

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このパターンで私は論文が書けず、留年したことがある。「時間を無駄にしてしまった」「今日もできなかった」「明日こそはやらなきゃ」、それが何ヶ月と続き、最終的には借金して2回留年した。

ところがいよいよ退学を決意したら、急に火がついた。その後どうしたかは覚えていない。


今回も同じ精神状態。誰かに相談して一緒にやれればいいけど、それができない。だから第一歩としてブログに書いた。

続く

2023年1月26日 (木)

運動、腸活、GABA活

脳と内分泌系を少しでも改善すべく、ゆるい運動と腸活を2ヶ月ほど続けたけれど、正直変わった感じがしない。むしろ心理面も消化器系も調子が悪い。

……

私は悪玉コレステロールが高くて、肌も荒れていて、たぶん腸の環境はかなり良くない。でも、腸内細菌のバランスは心身の健康をも左右するらしいから、ほうってはおけない。

具体的には毎日、ヨーグルト、乳酸菌入りコーヒー、発酵食品を追加。野菜や果物、豆製品も値上げに目をつぶって食べている。オリゴ糖とサプリも適度に。

この程度の日数と食事じゃ、腸に効果はないんだろうか?

ただ、よけいな糖類は減らせていない。ストレスもあって、一日にプリン1~2つ分相当は食べてしまうのだ。ゼロにするのはやっぱり辛い。

ビタミンC?

運動を意識してるのは、「運動脳」(ハンセン著)に書かれていた認知機能への効果、それと「GABAの抗ストレス作用が運動によって活発化する」を確かめたかったからだ。

この2ヶ月、早歩きと階段使いを心がけ、長時間の有酸素運動も月3回した。

たまたま認知力は少しよくなったけど(→次回)、本にあった「酒や抗不安薬を飲んだ時のよう」な気分は運動後にも全然しなかった。

考えてみれば前の仕事はぐるぐる歩いていたのに、逆に悪化したし。

最も効果があるというランニングはしていないので、まだまだ足りないのかも、それも糖分制限と同じでちょっとしんどい。

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ここからはGABA(γ-アミノ酪酸)の話。

簡単に説明できる物質ではなくて、文系の自分にはよく理解できていない。とりあえず、今まで飲んでいたロラゼパムという抗不安薬はGABAの働きを高めるらしい。

それを飲むと私の場合対人不安が減り、一番の悩みである言葉の操作がスムーズになる。

これは完全な素人考えだけど、私は左半球の側頭部周辺に脳波異常がある。その関係で言葉の操作がしにくくなっていて、GABAが(というか薬が)そういったノイズを抑制してくれるのではないか、と妄想している。

じゃあ、なぜ飲み続けないのかといえば、長期に使うと物忘れが進む、と主治医が案じているからだ。

今は別の薬(ジプレキサ)で代用していて、前の薬の離脱症状はない代わりに、毎日会話でつまづいている。

運動が功を奏してほしいと願うばかり。

……

ちなみに腸内細菌とGABAも関係があるようで、ぐうぜん腸活の後押しになった。その辺りは"腸脳相関"の最新情報を探してもらえればと思う。

2022年11月 9日 (水)

運動脳vs運動嫌い脳

「スマホ脳」が人気を博した、インフルエンサー医師・アンデシュ・ハンセン氏の「運動脳」。
まだ全部読み切れてないけれど、ADHDのことも50pくらい書いてあるので、役に立つかもしれない。
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週3回有酸素運動をするといいことづくめなようなので、試し始めたのが3週間前。

要旨はリンクを読んでいただくとして、私が考えたのは

・一日30分早歩きする(小走り含む)

・自転車で往復8km走る

・実家の草刈りをする

など・・・・・・
本によればそろそろ成果が出始める頃だけど、全く変わった感じがしない。
むしろ疲れてボンヤリ、ゴロゴロする時間が増えた。

集中できたとか、GABA(不安を減らす)や脳内麻薬が出た!という感じもない。

まあ少なくても、「今日は何分歩いた!」といった小さな達成感はある。

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そもそも、運動で快い気分になるのであれば私はとっくにそれを習慣づけていたはずだ。
そうしたがらなかったのだから、簡単にうまくいくわけはないんだろう。

過去に、学校で毎日やらされた持久走、縄跳び、あるいは成人してからの水泳スクール、体を使う仕事・・・・・・どれも苦痛でしかなかった。

疲れるほど運動をしすぎると筋肉に血液が流れてしまうため、脳の血流量が減る(脳機能が落ちる)というけれど、大した運動ではない。よっぽど筋肉が弱いのだろうか。

たぶん、人類には一定数、運動に喜びを見いだせない一派がいるのではないか、と思う。
逆にいつも運動したくてたまらない人達がいるように。

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別に聞いた話では、運動をイメージするだけでも脳の運動関連領域が活性化するという。

ところが私は、スポーツやダンスを見るのも好きじゃない。
野球とスケートくらいは少し興味があるけれど、人が動き回るのを見るだけでうんざりしてしまう。

ちなみに私は目と手の協応が苦手で、検査でもはっきりそれが出ており、おそらく発達性協調運動障害だろうと言われている。

これはどうも遺伝っぽく、母もスポーツには私以上に興味がない。そして私以上に運動ができない。

私達の場合、運動をするにしても、見るにしても、それが人よりストレスになってしまうしくみがあるのだろうか。
逆手にとって、「週3回にスポーツを見る」という習慣をつけてみたら、何か変わるだろうか。

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とりあえず、運動はもう少し続けてみようと思う。
認知力が改善すると信じれば、堪えられそうな気がするからだ。

2022年9月 1日 (木)

記憶ができる部分と、できない部分

前回に引き続き。
視覚に限って言えば、今日の記憶も過去の記憶も、かなり詳細に思い出せるようになった。

ほんとうにどうしてかわからない。

かたやエピソードは・・・・・・昨日のことなんてもう、何年も前のことのような気がしてくる。

誰々に会って、笑ったなとか、恥ずかしかったなとか、そういう感覚は残っている代わり、

「何と話したか、何と言われたか」という記憶はたぶん、一生覚えることができないと思う。

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障害者職業センターで作業をしている時も、新しい指示が加わると、5分後にはもうそのことを忘れていた。

正確には、指示が出る前の作業と混乱してしまう。

PC画面と書類を交互に見て訂正箇所を探す作業。
二回確認しても見落としが出る。
ものさしで読むべき行をおさえると見落としが減った少けれど、こんどはボタンの操作ミスで失敗。

職業センターの人には「焦らずにやればできるはずなのにね」と言われる。
私も焦らずにやりたい。
けれど「どの順番で、どこを見たか」という履歴にあたるものが、数秒も頭の中に残らないのだ。
だから焦ってしまう。

前は難なくできたことなのに、とても神経を使う。
そのせいかわからないけれど、次の日は起き上がれなくてセンターを休んでしまった。

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現在の私はある意味、記憶力がよくなった部分と、壊滅的にだめな部分が同居している。

それを、今後の生活や仕事の中で果たして理解してもらえるだろうか。
この症状につけるタイトルもないのに。

ただこれは、自分にとっても、同じ症状の人にとっても、希望が持てる現象ではないか。
年齢を重ねても、一部の脳神経は発達する可能性があるということだから。

それを信じて、まだまだトレーニングを続けていこうと思う。

2022年7月20日 (水)

現実感喪失+職業センター通い

身体症状はいつの間にか、7割くらいおさまった。

今は、認知力というか、現実感喪失の症状に襲われている。

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以前と大きく変わったのは、「懐かしさ」というものを全く感じなくなったことだ。
それがすごく怖い。

エピソードや映像はたとえ思い出せなくても、その時の感情さえ取り戻せればまだましだと思う。
ところが、写真を見たり、音楽を聴いたりしても、他人の人生を見ているような気がする。

寝覚めには本当に「ここはどこ?私は誰?」と見当識障害になることがある。
最近は、身内の顔や声がとつぜん他人のように思えて、ハッとする時も増えた。
自分の顔も、自分のものと思えない。

今までの半生を失ってしまったかのようで、背筋がぞっとする。
生きるのも、死ぬのも恐ろしく、じっとしていられない、そんな気持ち。

歳を取れば誰しも通る道なのかもしれない。
ただ、私はそれを3、40年早く味わっている。

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障害者職業センターには8週間通うことになった。
さっそく、キャリアというか価値観についての分析と、コミュニケーションの講座+ワークをやった。

これは、内向型人間にとってなかなかしんどいものがある。
若い時に比べれば図太くなったとはいえ、いきなり知らない人と話すのはやっぱり緊張する。

参加者は、発達障害かもしくは精神疾患からの復帰中と思われるけれど、ほとんどの人が挙手発言できて、適応力高そうに見えてしまう。
でも、スタッフの人が色々フォローしてくれたので、発表など無事に終わらせることができた。

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自己分析すればするほど、私がどんなにイエスマンで、人目を気にする性格かを思い知らされる。
担当のカウンセラーさんも、それが過去のストレスや不適応につながったと捉えているようだ。

だから、この8週間は私にとって、発達や認知の問題というより、対人面の問題を整理する訓練となりそうだ。

対人問題は根深いものがあるけれど、記憶力などと違って損傷するものではないから、もしかすると行き詰まった生活を変えるチャンスになるかもしれない。

2022年6月17日 (金)

地域障害者職業センター/アウトプットが下手な人

今月から、地域障害者職業センターに通い始めた。
まずは心理検査・適性検査が終わったところだ。

ここはもちろん精神のほかに、知的障害・身体障害の人も利用している。
ただ、3回通った感じでは、見た目でわからない障害の人が多いように見えた。

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私の受けた適性検査はたぶん、GATBというもの。
細かい設問は忘れてしまった。

結果は、事務系のスキルが平均より高く出た代わり、計算や図形は平均域かそれより下。そして目と手を使う運動系は平均より2レベル下のランクだった・・・・・・。

先日受けたWAISと同じような傾向(→過去記事)。かなり頑張ったつもりなのに。

それを見て、最後にした業務が全然合ってなかったことを再確認できた。
せめてコミュニケーション力や、自己管理力があればよかったけれど、私の場合それも伴わない。
インプットが正しくできたとしても、アウトプットがダメダメで、前職場では「普通のことができない」「手を抜いている」「知ったかぶりをしている」などと評価されていた。

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別の検査ではエゴグラムをやって、なんとAdapted Child(従順な子供)が満点だった。
もちろんFree Childの項目は低い。
担当者(心理士?)は、それがストレスのたまりやすさと関連していると分析していた。

身近な人達に理解されていると思えていない。母親、医師も含めて。
自己肯定感もつねに低くて、人の言いなりになってしまう。
アウトプットが下手だから理解されなくて、理解されないから自己肯定感が上がらない・・・・・・というループ。

この点については、自分ではどう解決していいかわからない。

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発達についての設問用紙も、意外にチェックがたくさんついてしまった。

特に、発達的には視覚の不具合より、聴覚の不具合の方が圧倒的に多かった。
遅刻や忘れ物、モタモタなどのADHD傾向は、この結果説明の日もやらかしてしまったし、疑いようがない。
自閉症傾向はといえば、自分の感覚では強いと言えば強いし、弱いと言えば弱い、やっぱりグレーなんだな、と感じる。

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ここまでの感想をひとことでいえば、「職業センターってすごい!」。

病院でもカウンセリングでも、こんな詳しい検査やフォローをされたことがないし、もちろん家庭や学校でこんな話をした覚えもない。
私達の世代、というか私達の親世代はとにかく、教育も、子育ても、仕事観も、精神障害の解釈も、みんな偏っていたから。

今後は職業準備といって、自分に合った業務を見据えていくワークが待っている。
でも、自分のようなアウトプットできない人間が、しかも中年になって知能が衰えた今、凸凹を受け入れてくれる職を見つけられるんだろうか?

担当者さんは手帳の取得とオープン就労をすすめるけれど、ぜんぜん自信がない。

2022年6月 1日 (水)

幻覚?(2)/障害者職業支援センターへ

前回の幻覚はまだ夜に見えている。

それをIllustratorというアプリを使って再現してみた。

<半覚醒時に見るようになった幻視>
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・目をつぶっても明るい
・幻文字は出たり消えたりして、意味の通るものもある
・ビジュアルスノウみたいな丸は子供の時から見える

"半覚醒"という状態がわからない人もいると思う。
私も去年まではほとんどなかった。

起きているという意識があり、目を開けようとすれば開けることも可能だけど、受け身に思考が流れるまま。
まるで催眠術にかかっている人のような状態だ。
私は大人では珍しい脳波(Θ波)が出るそうなので、そのせいかもしれない。

時にはそこに、文字や見えないメッセージが"来る"こともある。
私には少しも事実とは思えず、「なんだかわからない心像」として受け止めている。
医師が特別な病名を付けないのは、そのためかもしれない。

ただ、睡眠の質は明らかに下がり、夜中にパニックになることもあるから、対策が必要だ。

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昨日は「障害者職業センター」の説明会に行った。

電車に乗り遅れてタクシーで駆け付けたが、逆に15分以上早く着いてしまった。申込みの時に時間を勘違いしていたのだ・・・・・・

ここは、時々通っているカウンセラーに紹介された。

心身の障害や疾患を持つ人を対象に、職業適性を無料で調べたり、シミュレーションしたりできる公的機関だ。

職業訓練や就労支援とはまた別で、手帳の有無も問われない。
支援プログラムを利用すれば、どんな仕事が合うかを見極めることもできそうだ。

私は初回面接をして、今後2回ほど通い、適性を調べることにした。
もしかしたら、自分では得意だと思っていることが実は合わなかったり、敬遠していたことが実は合っていたり、そんな発見があるかもしれない。

施設のスタッフは、お役所的な冷たさがなく、かといって慣れなれしい感じでもなく、適度にフレンドリーな感じだった。

私の中には、以前の(薬の力を借りて)そこそこに働けていた自己像があるから、実際どうなるかわからない。
もしかしたらがっかりすることもあるかもしれないけれど、落ち着いて現実を見据えていこうと思う。

2022年4月 6日 (水)

衰えた機能を取り戻したい

実は下書きには、仕事の悩みが4件くらい入っている。

溜め込むのはしんどいけど、それはカウンセリングまで取っておこうと思う。

とにかく、ほとんどなくしてしまった能力と自信を取り戻したい。

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原因は今の時点ではわからない。自分では、母から受け継いだ神経の脆弱さに、ダメージが積み重なったんだと思う。

一つ予想できるのは、脳の機能と機能の間の"配線"にあたるものが、うまくつながらなくなったこと。左手が意図した通り動かないのと、失敗が、視覚、聴覚、体性感覚などの連動する時によく起きるからだ。

だから、見切り発車なんだけど、「疲れた機能を休めて、使ってなかった機能を鍛える」ことを心がけるつもりだ。

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手軽なのは"手、特に左手を訓練すること"。例えば、書き写しやテレビゲームなどをしたい。

それから、"積極的に音声を使うこと"。知能検査の後にも、心理士から"見たものを声に出して言語化すること"を提案されている。

あとは、"感情の訓練"。ただ、感情はどうやって鍛えればいいのかわからない。映画や漫画を見ると、自分にないものを持つ人がうらやましくて、逆に凹んでしまうし。

……

心理学や医学の本を読めば、ヒントが見つかるかもしれない。こんな体調でも、文字を読む機能が残されていることは救いだと思いたい。

2022年2月 2日 (水)

左手の深部感覚を取り戻せ

過去記事:左手に殺されるかもしれない

ずっとTwitterで左手の不器用さについて考えていて、ある時、はたと気づいた。

・・・

その日は生クリームがもりつけられたパンを左手に持って、右側のコンロを見ていた。

すると、左手がパンをくるっとひっくり返したのだ。

初めてじゃない。最近週に1度はあることだ。

なぜ?

床に落ちたクリームを見て思った。これは脳の深部感覚とか、固有(感)覚の問題ではないかと。

←手などがどの位置にあるか、どう動くか、みたいな知覚。

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Switchのゲーム。慣れてないのもあるけれど、コントローラー左側のスティックで、行きたい方向にうまく動かせない。

フィットネスゲームで、見本の動きと同じ動きがどうしてもできない。

ピアノやパソコンは思い通り手指が動くから、整形外科的問題ではないはず。

視野も異常無し。半側空間無視もなし。

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そんなこんなで、こう考えた。

"左手が今、何のためにどう動いてるか"という知覚が、うまくできていないのではないか。

じゃあ足はどうか、はよくわからないし、原因の裏付けもないものの、

取り急ぎ"左手がいま、どこで、何をしているか"、を積極的に感じてみることにした。それをしても、特に害があるわけではないし。

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すると、さらに二つのことに気づいた。

一つは、左手で何かをする時、目を閉じた方がうまくいくこと。つかんでいる感覚も強い。

試しに、親指と他の指を順番にたたく体操をした時、目をつぶると難なくできても、目を開けてやるとたたく順や回数をすぐ間違えてしまう。(特に両手同時の時)

ただこれは、思い込みかもしれないので様子見。

・・・

もう一つは、自転車に乗ったり、単純作業をしたりしてる時、どんなに余計なことを考えていたか、どんなに手足の状態を顧みなかったか、ということ。

スポーツが、特に反射神経を使う競技が嫌いで、苦手だったというのも関係しているかもしれない。

苦手だと敬遠するし、敬遠し続けるともっと苦手になる。

その悪循環を断つため、これからはあえてそういったスポーツに挑戦したいし、普段の作業でも煩悩を追い出すようにしたい。

より以前の記事一覧