カテゴリー「ポジティブなこと♪」の153件の記事

2024年6月 6日 (木)

むずむず脚症候群の治療薬で認知改善??

「右のすねが毎日熱いな」
と思い、検索したら「むずむず脚症候群」の可能性があるらしい。

そういえば毎晩、足の置場がない感じがして寝返りを何度も打っていた。
ちょうど精神科通院の日だったので主治医に話すと、いきなり薬が出た(検査しないのか?!)

クロナゼパム。商品名のリボトリール・ランドセンなら聞いたことがある。
「今年、ロラゼパム断薬を申し出てうまくいったばかりだったのに、またベンゾジアゼピンかー」
とがっかりしたが、抗てんかん薬の位置づけなので、ミオクローヌスけいれんや睡眠時のパニックにも効果があるらしい!

ほのかな期待をもって寝る前に服用したら、足の熱感、むずむずが引いただけでなく、夜、突然死にそうな恐怖になる現象もなくなった。
記憶がないだけかもしれないけど。

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その翌日も不思議な気分で、頭の中を覆っていたもやが薄くなり、物がはっきり意味を持って見える。
ついこの前までは、離人状態のように、何かを知覚していても何を知覚しているのか実感できなかった。
今はその実感というか、「自我」を取り戻した気がする。

薬自体の作用?
それとも睡眠の質が上がったから?
コンサータでも、抗精神病薬でも、こういう体験はなかったのでびっくりした。

前に書いた通り、自分の不具合のいくらかは、神経の過剰興奮であると言えそう。
それがなんという病名になるかはわからないけど。

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ところが、いいことばかりではない。

リボトリールを飲むようになってから、誰かが憎いような、世界を滅ぼしたいような、ネガティブな気分がひとりでに浮かんでくるのである。
物騒な言葉が独り言で出ることもある。
このネガティブ独語はストラテラの減薬の時にもあった。

それから、職場の人と話したり、人に親切にしたりするのがおっくうになってしまった。
気力がないというより、善人のベールががはがれてしまったかのようだ。

脳内のノイズが抑えられて本性が露呈したのかもしれないし、あるいは社会性の機能まで抑制されてしまったのかもしれない。

でも、今の方がより感情が近くて、アイデアも出るようになったのでいいかなと思う(あくまで私個人の場合)。

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さて、この薬はベンゾジアゼピン系なので、依存性や認知機能への影響を危険視する人もいる。
私も長期的な影響はわからない。
でも、以前少量のベンゾ系抗不安薬を数年使用して、飲まずにいられないことはなかったし、飲んでも、止めても、認知機能の上下はなかった。

いや、ロラゼパムはリスクという説があったから止めただけで、今まで飲んだどの薬よりも役に立っていたし、眠気以外の副作用はなかった。

神経がザワザワするのを我慢しながら過ごし続けるのと、どちらがいいのか???

2024年5月22日 (水)

記憶力がなくなり、また戻ってきた

去年、部活の役員で、数字や日付だらけの大量書類を処理することになってしまった。
順序の概念が薄い私にとっては重労働。

先延ばしから何ヶ月もネットに逃げ、夜中の3時までスマホを手放せない日が増え、最後は書類を徹夜してさばいた。

ゆるやかに落ちていた認知機能は一気にボロボロに。

「あ、〇〇と書かなきゃ」と机の引き出しを開けて付箋を取り出す間に、何を書くのか忘れる。それが1日に数十件。

話をしていても突然、何を話していたかわからなくなる。

これ、本人にとっては身の毛がよだつほど恐ろしい。一瞬とはいえ「自分がなくなる」のだから。


ただ、1分くらい必死に思い出そうとすれば思い出せることにも気づいた。頭の中にデータはあるはずで、ごちゃごちゃで捕まえきれていないんだと思う。

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脳のどこかは本当に壊れているんだろう。時間感覚が前にもまして速くなったし、冒頭のエピソードも記憶になくて、他人の体験みたいだ。

けれど、他の部位がその機能をカバーして
、新しい記憶の仕方が身についた感覚もある。
例えば、先日できなかった数字の記憶は、テンキーの位置を目安にしたらまた覚えられるようになった。

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小さい頃からそうやって、できない部分を補いながら、今の凸凹ができたんだと思っている。人の認知機能は、一つ二つが壊れても他が補えるように、重複・分散しているのだ。

役員のように断れない用事があることはストレスでもあるけれど、脳を活性化させる機会でもある。

2023年11月24日 (金)

白モードに悩む(スマホ脳?)

前にも書いたかわからないけど秋以降のまとめ。


夏に2回目のコロナになったのと、去年より疲労しやすくなったのはあれど、今年の秋は気分的に穏やかに過ごすことができた。


いつの間にか、人と会話が長続きするようになり(当社比)、いくらか感情を交えられるようになった。職場などで全然話してなかった人とも話せるようになった。


それから、この数年悩まされた手湿疹が、今年は11月になってもほとんどない。視覚トラブルや体のこわばりのような炎症系症状も減った。


それは栄養や運動に気をつけたおかげなのか、それとも軽い躁状態に入ってるのか。

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いいことばかりでもない。

時間感覚の異常と記憶障害(というか思考障害)は続くばかり。


去年までは短い時間の間にもいろいろなことを考え、それをおぼろげにでも長く覚えていられたのに、今は自分が何をしているか把握する前に時間が過ぎてしまう。


例えば、今食堂で昼食を食べ始めたはずなのに、次の瞬間には机に座ってる。

なんで??とびっくりする。


たしかに移動した視覚記憶はあるが、その間に意識的な思考が働いてないのだ。


これ、ネットのやりすぎも一因なのかなと思っている。


私はスマホなどで情報を漁り出すと、自分が何者で今どこで何をしているか、何をすべきかを一時的に全部忘れてしまう。スマホをしまっても、書いたことや調べたことを反芻している間は同じ状態になる。


この状態を何と呼ぶのかはわからない(仮に白モードとする)。

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この数ヶ月はさらにエスカレートした。家に帰るとすぐに白モードになり、椅子から動けなくなる。ときには夕食を作ることすら断念する。


 一旦白モードになると、画面を見てようが見てまいが、5〜6時間が体感1時間くらいになってしまう。会話はほぼ無意識にできても、何を話したか全く残っていない。


おそらく白モードの時は、私の前頭葉の一部、あるいはそこからのネットワークがぴたっと止まってるんじゃないかな。

(たぶんだけど、発達障害の人にはスマホ、ネットの登場以前からこの精神状態になりやすい傾向があると思う)


今は仕事や用事の時に覚醒できるから良いけど、もし毎日一日じゅう白モードになっていたら、本当に脳の廃用症候群になるのでは、と不安である。


続く

2023年9月 7日 (木)

上半期の体調のまとめ(空白の脳内)

去年に比べると、 良くなった部分と悪くなった部分と両方ある。

まず良くなった部分は、週に数日パートに行けていることだ。 

生活リズムが整い、 歩く習慣もついた。 人間関係も(障害者雇用という引け目はあるけど)悪くはない。

それから、 この半生でいちばん栄養改善を心がけている。

食物の他、ナイアシン、善玉菌、マグネシウムを常時。

寝不足やストレスの時には他にも色々入れている。

目覚ましい結果はないけれど、代謝が良くなり、何年も悩んでいた手湿疹が治った。仕事も一応スムーズにできている。

コンサータを半年試したけれど、やめてからの方が調子が良い。

先を見通すこと

ところが、認知機能の一部は本当に壊れてしまった。 

何かを思い出したり、推論したりするのが難しい。コロナ後遺症で言われるブレインフォグにそっくりだ。

そして、意識の中に何もない空白の時間が増えた。たぶん、毎日合わせて4〜5時間ぼーっとしている。

どんなに対策をしても、穴の開いた船の水をかき出しているかのようでとてももどかしい。

今まで調べた学術情報によると、どうも今の私は、前頭前野のある領域(下前頭回など)、あるいは前頭前野と他のエリアの接続経路に大きな不具合がありそうだ。

発達障害ではもともと機能が弱い部分でもある。

原因はわからないし、進行するのか回復するのかもわからない。 

……

先日、かかりつけでMCI(軽度認知障害) の検査を受けた。

認知症のリスクを測る血液検査で、これがなんと自費で3万円以上する。だけど、 将来自分を完全に見失ってしまうのを防げるならと思った。

2023年4月19日 (水)

コンサータ、ストラテラ調整後の体調

ADHDの薬、コンサータを増やしてから、睡眠発作のようなものや意識が飛ぶなどのトラブルに見舞われた。ネットで文献を漁ったら、ドーパミンなどが多すぎるとかえって脳のパフォーマンスが落ちることがあるみたいだ。

それを裏付けるかのように、2つのADHD薬を減らして朝夕交互に飲むようにした結果、トラブルは激減した。医師の了承も得た。

ただ、これも最善ではなくて、夜9時頃から朝7時頃まで強烈な眠気が続く。眠れなかった頃に比べたら贅沢な悩みだけれど、家事に家族の世話、役員の仕事もあるので、早寝遅起きというわけにはいかない。何より好きなことが全然できない。

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自分がADHDの薬を飲む目的の一つは、うっかりミスを防ぐことで、確かにうっかりは減ったと思う。

去年できなかった"時間軸上の視覚記憶"が復活して、例えば「昨日見た冷蔵庫の中身」を思い出せるようになった。エピソードを忘れても、視覚記憶でいくらか補填できる。

仕事では、処理を間違えても後から思い出したり、直したりできる環境なので助かっている。おかげで来月から業務内容がステップアップしそうだ。

でも、もう一つの目的だった、前頭前野の機能アップはあまりない。コンサータを始めてから、前にできたことかがよけいできなくなった気がするんだ。これはまた次回

2022年12月31日 (土)

2022年は精神的転機だった

2022年はまず、地獄のような部署に飛ばされた。汚い仕事、力仕事で腹筋が割れた。要領が悪いためやることなすこと否定され、根も葉もない噂まで立てられた。全てがブラックだった。

そのせいか、春先には身体中が炎症を起こした(と思う)。記憶が壊れ、毎晩パニックを起こし、手足の自由もきかなくなった。ところが、下の絵のようなループで精密検査を拒否されるばかり。幸い4ヶ月以上かかって元に戻った。今でも視神経の不具合は残っている。

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その中で"障害"者として人生を立て直すことを考え、障害者職業センターに3ヶ月通い、様々な自己分析の機会をもらった。ブラック部署でやっていた、視覚と手先を協応させる作業は一番向いてないと知った。

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秋にはADHD+うつ病として精神障害者保健福祉手帳2級を取り、資格も二つ取り、ハロワから障害者雇用で一発採用された。前に比べたらやりやすい業務だ。ところが1ヶ月もたたないうちにコロナにかかってしまい、なんとかブレインフォグを回避して今に至る。

……

今年は自分の凸凹を再確認したり、体調不良とのつきあい方を学んだりで、生きづらさはかなり和らいだ。ただ、要求水準は去年までよりずっと下がった。

「いつかどこからか、スポットライトが当たるかもしれない」、そんな幻想は完全に壊れた。ただ地道に、生きていれば十分くらいの気持ちでいる。

……

母の幻覚妄想はゆるやかに悪化していて、対策のしようがない。私もそうだけど、核となる症状に薬が効かないのだ。皮肉にも医療界隈にいながら、地域医療への期待を喪失した一年だった。ネットに流れてくる最新の科学情報が支えだ。

……

今期待をかけているのは、運動・スポーツだ。とにかく歩くようにして、プチトレーニンググッズも色々買った。まだ大きな効果はないものの、少しだけ思考の流れがスムーズになった気がする。

総合的には、凸凹の凹はより下がり、凸も活かせていないけれど、特性とはまた違う面をきたえることができた。そういう意味ではそれほど悪くなかった一年だと思う。

2023年もよろしくお願いします。

2022年12月 7日 (水)

ストラテラは新しい仕事に役立っているか?

ストラテラを80mgにしてもう半年以上経つ。

数年前増薬した時は、胃もたれの副作用が強くて断念した。今はなぜか平気になった。

ADHDを軽減する薬のはずだけれど、私のTwitterを見れば、相変わらずうっかりだらけ。

では何が変わったのか。そして新しいオープン就労の仕事はうまく行っているのか。

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まず、片付けや報連相を後回しにしなくなった(100%ではない)。やるべきことが意識にのぼりさえすれば、そして体調さえ良ければ、面倒がらずすぐとりかかることができる。

また、ストラテラの作用にはうたわれていないけど、前に比べて楽観的で、気が大きくなった。

逆に独創性やひらめきは減ったと思う。注意の幅が狭まった代わり、意識があちこちに飛ばなくなったということなんだろうか。

もう一つ、手先を使う作業の正確性が上がった。仕事では機械やハサミ、大量の紙を扱うので助かっている。運動に対する集中力が向上したんだろうか。

あと、これも関係あるかわからないけど、人の声(言語)がいくらか聞き取りやすくなった。

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そんなこんなで、新しい仕事は休まず行けていて、最初はあったミスも慣れと共に減った。朝晩の家事もなんとか回している。

ただ、ちょっと動揺するような出来事や発言があると、うっかりを頻発してしまう。さらに、エピソード系ワーキングメモリは改善してないから、目に入らないタスクや、時間で決まっているタスクは記憶喪失のように忘れてしまう。

やっぱり一般社員のようなマルチでハイパーなタスクはできなさそうだ。その点、障害者雇用でよかったとも思う。

相変わらずスタッフに話しかけられることもなく、寂しく過ごしているけれど、身の丈にあった仕事はできているのかもしれない。

2022年10月24日 (月)

ヘレン・ケラーの記憶力と言語力

自分が精神『障害者』になったせいだろうか、急にヘレン・ケラーのことを調べたいと思った。

今まで「目が見えず耳も聞こえないのに言葉を覚え、話ができるようになった人」という記憶しかなかった。
どこか「気の毒な人」という意識すらあった。

だけど自伝を読むと、そんな単純なものではなかった。
彼女は、障害のない人でもとうてい成し遂げられないような力の持ち主である。

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彼女は指文字や言葉を覚える前から刺激豊かな体験をし、見聞きできないはずのことまで事細かに覚えていた。
アン・サリバン先生と出会ってからは次々と語を覚え、膨大な数の本を(指文字や点字で)読み、何か国語もの言語を覚え、今のハーバード大学では健常者とともに学んで卒業し、たくさんの著作を残した。

自伝を読むと、その豊かな記憶力と表現力に驚いてしまう。

彼女が"言語"を正しく覚えたのは7歳からなので、適した習得時期をとっくに過ぎている。
そこまで彼女を成長させたものは何なのだろう。

もちろん、恵まれた家庭に生まれたことと、彼女に一生を捧げた師のおかげもあるかもしれない。
だけど、もとから好奇心と向上心が本当に強い人だったんだと思う。

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私には、子供時代のエピソードがストーリーとして残っているというだけでも驚きなのに、それを小説のように再現できるというのは、ヘレンにしかできないことなのか、それとも、誰でもある程度できることなのか。

私は見えて、聞こえる代わりに、その知覚を処理するのに精いっぱいで、なにか肝心のものが欠けている。

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意志を伝えたい、という気持ち、うまく伝わらないもどかしさは、どこか共通している。
だから、その手段である言葉をたくさん学びたいというのも。

それを受け止め、返してくれる人が、どれだけいるか。

「障害だから、しゃべれないのだから、たいして話さなくてもいい」ではなくて、見聞きできる人と同じように積極的にコミュニケーションを取ろうとした、ヘレンの家族や先生、友達の存在は素晴らしいと思う。

私も、伝えたい気持ちをあきらめたり、あきらめさせたりしないようにしたい。

2022年10月 4日 (火)

ADHD+二次障害という立場(長文)

主治医にはどうも困り度が伝わりづらい。

受診では障害者職業センター通所が終わったこと、クローズ就労かオープン就労か迷っていること、9月から新しい講習を受けていることを話した。

そして、就活に際して自分のことをどんな風に説明したらいいかと尋ねた。正確には、私が自問するのを聞いてもらった形。

それで、"発達障害(ADHD)と二次障害(うつなど)と言えば通じるだろう"という答えになったんだけど、なんだか腑に落ちない。

私はもっと医学的な用語で表してほしかったからだ。例えば双極症や軽度認知障害のような。

診断されてない病名は名乗れないし、当事者仲間を探すにも不自由だと思う。

だけど話を受け入れた以上はしかたない。

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春からストラテラが80mgになり、少量のジプレキサが足されたけど、果たして効果はというと……

時間や期限は前より守れるようになり、やりっぱなしもかなり減った。(ただ、去年までなかったような度忘れはする。)

夏の間は活動的で、職業センターでも進んで発言できた。

追記:料理の下ごしらえや虫を捕まえるといった素早い手先の作業が得意になっていた。

必要なことに注意や意欲をとどめるという効果は間違いなくあった。

……

かたや、好奇心や創造性は減った気がする。遠出しよう、誰かに会おう、自己表現しようといった気持ちが起きない。

ストラテラはADHDのとりとめない言動を減らす代わり、人を正気にさせすぎると個人的には思う。

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ジプレキサの効果と思われるものは、以前書いたので省略。

食欲増進作用があるというけれど、ストラテラは逆に抑制するのでしばらく体重をキープできていた。それが9月になって突然、お腹がすいてすいて我慢できなくなった。当然服はサイズアウトしてしまった。

それらの作用がありながら、前回、前々回に書いたような悩みは消えない。主治医にうっかりが進んでいると何度訴えても、いまだ信じてもらえずにいる。

2022年8月23日 (火)

視覚記憶が戻ってきた/精神障害者保健福祉手帳の交付

8月に入った頃からか、過去の光景をフラッシュバックのように思い出すことが増えた。
それが徐々に増えていって、最近は20年前、30年前とたくさん光景を思い出すことができるようになった。

5、6月頃は今朝のことすら思い出せなかったのが嘘みたいだ。
だから、洗濯物を2日放置するとか、火事を出しそうになるとか、といううっかりは減った。

とはいえエピソード記憶は失われたままで、今日誰とどんな会話をしたかとか、何を思ったかとかいうことはほとんど思い出せない。

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これは、回復というよりは、衰えたエピソード記憶を補うために、別の脳部位が再発達したということではないかと思う。

関連があるとしたら、ストラテラ(ノルアドレナリンを整える)を増薬して、ジプレキサ(ドーパミン・セロトニンを整える)を少量足したこと。

そのためかもしれないけれど、睡眠時のトラブルが減り、夢をたくさん見るようになったこと。
他にも、行動記録を書いたり、字をたくさん書いたり、散歩やフィットネスをしたり、今までより多く刺激を与えたつもりだ。

記憶が出てこないと、ものすごく不安になることもわかった。自分が生きている、何十年もつながっているという実感が無くなる。

それも、古い画像を呼び出せるようになったことで、まだ忘れていないのだと思えて、少し楽になってきた。

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これをもし、医師の目から見たら、うつ病の一種、更年期、若年性健忘症、などと言われるかもしれない。
物忘れの原因は、過去記事に書いたことを始め、数えきれないほどあるのだ。

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昨日、精神障害者保健福祉手帳を受け取って来た。
申請の時、主治医も役所の人もハイハイ、という感じで、特にそれについて詳しく話さなかったし、自分の診断名などもはっきりわからないままだった。

障害者というアイデンティティができることで、こちらは覚悟をしたり、生き方を考えたりしなければならないのに、なんだか拍子抜けする。

より以前の記事一覧