カテゴリー「ポジティブなこと♪」の149件の記事

2022年12月31日 (土)

2022年は精神的転機だった

2022年はまず、地獄のような部署に飛ばされた。汚い仕事、力仕事で腹筋が割れた。要領が悪いためやることなすこと否定され、根も葉もない噂まで立てられた。全てがブラックだった。

そのせいか、春先には身体中が炎症を起こした(と思う)。記憶が壊れ、毎晩パニックを起こし、手足の自由もきかなくなった。ところが、下の絵のようなループで精密検査を拒否されるばかり。幸い4ヶ月以上かかって元に戻った。今でも視神経の不具合は残っている。

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その中で"障害"者として人生を立て直すことを考え、障害者職業センターに3ヶ月通い、様々な自己分析の機会をもらった。ブラック部署でやっていた、視覚と手先を協応させる作業は一番向いてないと知った。

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秋にはADHD+うつ病として精神障害者保健福祉手帳2級を取り、資格も二つ取り、ハロワから障害者雇用で一発採用された。前に比べたらやりやすい業務だ。ところが1ヶ月もたたないうちにコロナにかかってしまい、なんとかブレインフォグを回避して今に至る。

……

今年は自分の凸凹を再確認したり、体調不良とのつきあい方を学んだりで、生きづらさはかなり和らいだ。ただ、要求水準は去年までよりずっと下がった。

「いつかどこからか、スポットライトが当たるかもしれない」、そんな幻想は完全に壊れた。ただ地道に、生きていれば十分くらいの気持ちでいる。

……

母の幻覚妄想はゆるやかに悪化していて、対策のしようがない。私もそうだけど、核となる症状に薬が効かないのだ。皮肉にも医療界隈にいながら、地域医療への期待を喪失した一年だった。ネットに流れてくる最新の科学情報が支えだ。

……

今期待をかけているのは、運動・スポーツだ。とにかく歩くようにして、プチトレーニンググッズも色々買った。まだ大きな効果はないものの、少しだけ思考の流れがスムーズになった気がする。

総合的には、凸凹の凹はより下がり、凸も活かせていないけれど、特性とはまた違う面をきたえることができた。そういう意味ではそれほど悪くなかった一年だと思う。

2023年もよろしくお願いします。

2022年12月 7日 (水)

ストラテラは新しい仕事に役立っているか?

ストラテラを80mgにしてもう半年以上経つ。

数年前増薬した時は、胃もたれの副作用が強くて断念した。今はなぜか平気になった。

ADHDを軽減する薬のはずだけれど、私のTwitterを見れば、相変わらずうっかりだらけ。

では何が変わったのか。そして新しいオープン就労の仕事はうまく行っているのか。

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まず、片付けや報連相を後回しにしなくなった(100%ではない)。やるべきことが意識にのぼりさえすれば、そして体調さえ良ければ、面倒がらずすぐとりかかることができる。

また、ストラテラの作用にはうたわれていないけど、前に比べて楽観的で、気が大きくなった。

逆に独創性やひらめきは減ったと思う。注意の幅が狭まった代わり、意識があちこちに飛ばなくなったということなんだろうか。

もう一つ、手先を使う作業の正確性が上がった。仕事では機械やハサミ、大量の紙を扱うので助かっている。運動に対する集中力が向上したんだろうか。

あと、これも関係あるかわからないけど、人の声(言語)がいくらか聞き取りやすくなった。

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そんなこんなで、新しい仕事は休まず行けていて、最初はあったミスも慣れと共に減った。朝晩の家事もなんとか回している。

ただ、ちょっと動揺するような出来事や発言があると、うっかりを頻発してしまう。さらに、エピソード系ワーキングメモリは改善してないから、目に入らないタスクや、時間で決まっているタスクは記憶喪失のように忘れてしまう。

やっぱり一般社員のようなマルチでハイパーなタスクはできなさそうだ。その点、障害者雇用でよかったとも思う。

相変わらずスタッフに話しかけられることもなく、寂しく過ごしているけれど、身の丈にあった仕事はできているのかもしれない。

2022年10月24日 (月)

ヘレン・ケラーの記憶力と言語力

自分が精神『障害者』になったせいだろうか、急にヘレン・ケラーのことを調べたいと思った。

今まで「目が見えず耳も聞こえないのに言葉を覚え、話ができるようになった人」という記憶しかなかった。
どこか「気の毒な人」という意識すらあった。

だけど自伝を読むと、そんな単純なものではなかった。
彼女は、障害のない人でもとうてい成し遂げられないような力の持ち主である。

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彼女は指文字や言葉を覚える前から刺激豊かな体験をし、見聞きできないはずのことまで事細かに覚えていた。
アン・サリバン先生と出会ってからは次々と語を覚え、膨大な数の本を(指文字や点字で)読み、何か国語もの言語を覚え、今のハーバード大学では健常者とともに学んで卒業し、たくさんの著作を残した。

自伝を読むと、その豊かな記憶力と表現力に驚いてしまう。

彼女が"言語"を正しく覚えたのは7歳からなので、適した習得時期をとっくに過ぎている。
そこまで彼女を成長させたものは何なのだろう。

もちろん、恵まれた家庭に生まれたことと、彼女に一生を捧げた師のおかげもあるかもしれない。
だけど、もとから好奇心と向上心が本当に強い人だったんだと思う。

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私には、子供時代のエピソードがストーリーとして残っているというだけでも驚きなのに、それを小説のように再現できるというのは、ヘレンにしかできないことなのか、それとも、誰でもある程度できることなのか。

私は見えて、聞こえる代わりに、その知覚を処理するのに精いっぱいで、なにか肝心のものが欠けている。

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意志を伝えたい、という気持ち、うまく伝わらないもどかしさは、どこか共通している。
だから、その手段である言葉をたくさん学びたいというのも。

それを受け止め、返してくれる人が、どれだけいるか。

「障害だから、しゃべれないのだから、たいして話さなくてもいい」ではなくて、見聞きできる人と同じように積極的にコミュニケーションを取ろうとした、ヘレンの家族や先生、友達の存在は素晴らしいと思う。

私も、伝えたい気持ちをあきらめたり、あきらめさせたりしないようにしたい。

2022年10月 4日 (火)

ADHD+二次障害という立場(長文)

主治医にはどうも困り度が伝わりづらい。

受診では障害者職業センター通所が終わったこと、クローズ就労かオープン就労か迷っていること、9月から新しい講習を受けていることを話した。

そして、就活に際して自分のことをどんな風に説明したらいいかと尋ねた。正確には、私が自問するのを聞いてもらった形。

それで、"発達障害(ADHD)と二次障害(うつなど)と言えば通じるだろう"という答えになったんだけど、なんだか腑に落ちない。

私はもっと医学的な用語で表してほしかったからだ。例えば双極症や軽度認知障害のような。

診断されてない病名は名乗れないし、当事者仲間を探すにも不自由だと思う。

だけど話を受け入れた以上はしかたない。

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春からストラテラが80mgになり、少量のジプレキサが足されたけど、果たして効果はというと……

時間や期限は前より守れるようになり、やりっぱなしもかなり減った。(ただ、去年までなかったような度忘れはする。)

夏の間は活動的で、職業センターでも進んで発言できた。

追記:料理の下ごしらえや虫を捕まえるといった素早い手先の作業が得意になっていた。

必要なことに注意や意欲をとどめるという効果は間違いなくあった。

……

かたや、好奇心や創造性は減った気がする。遠出しよう、誰かに会おう、自己表現しようといった気持ちが起きない。

ストラテラはADHDのとりとめない言動を減らす代わり、人を正気にさせすぎると個人的には思う。

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ジプレキサの効果と思われるものは、以前書いたので省略。

食欲増進作用があるというけれど、ストラテラは逆に抑制するのでしばらく体重をキープできていた。それが9月になって突然、お腹がすいてすいて我慢できなくなった。当然服はサイズアウトしてしまった。

それらの作用がありながら、前回、前々回に書いたような悩みは消えない。主治医にうっかりが進んでいると何度訴えても、いまだ信じてもらえずにいる。

2022年8月23日 (火)

視覚記憶が戻ってきた/精神障害者保健福祉手帳の交付

8月に入った頃からか、過去の光景をフラッシュバックのように思い出すことが増えた。
それが徐々に増えていって、最近は20年前、30年前とたくさん光景を思い出すことができるようになった。

5、6月頃は今朝のことすら思い出せなかったのが嘘みたいだ。
だから、洗濯物を2日放置するとか、火事を出しそうになるとか、といううっかりは減った。

とはいえエピソード記憶は失われたままで、今日誰とどんな会話をしたかとか、何を思ったかとかいうことはほとんど思い出せない。

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これは、回復というよりは、衰えたエピソード記憶を補うために、別の脳部位が再発達したということではないかと思う。

関連があるとしたら、ストラテラ(ノルアドレナリンを整える)を増薬して、ジプレキサ(ドーパミン・セロトニンを整える)を少量足したこと。

そのためかもしれないけれど、睡眠時のトラブルが減り、夢をたくさん見るようになったこと。
他にも、行動記録を書いたり、字をたくさん書いたり、散歩やフィットネスをしたり、今までより多く刺激を与えたつもりだ。

記憶が出てこないと、ものすごく不安になることもわかった。自分が生きている、何十年もつながっているという実感が無くなる。

それも、古い画像を呼び出せるようになったことで、まだ忘れていないのだと思えて、少し楽になってきた。

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これをもし、医師の目から見たら、うつ病の一種、更年期、若年性健忘症、などと言われるかもしれない。
物忘れの原因は、過去記事に書いたことを始め、数えきれないほどあるのだ。

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昨日、精神障害者保健福祉手帳を受け取って来た。
申請の時、主治医も役所の人もハイハイ、という感じで、特にそれについて詳しく話さなかったし、自分の診断名などもはっきりわからないままだった。

障害者というアイデンティティができることで、こちらは覚悟をしたり、生き方を考えたりしなければならないのに、なんだか拍子抜けする。

2022年7月10日 (日)

夢を見るようになった+視覚がおかしい

何のおかげかはわからないけれど、家事などをおっくうに思うことがずいぶん減った。
意志と実行機能が仲良くなったというか、数か月前はなかった回路(?)が開通したような感じがする。
思いつくのは

1.ストラテラを80mgにした効果
2.ジプレキサのドーパミン・セロトニンへの作用
3.気温上昇による血流の改善
4.軽躁状態

と色々なので、一概には決められない。

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それから、寝ている時にパニックや半覚醒が起こることが減った。
代わりに、悪夢でない夢を見ることがとても増えた。夢の中のエピソードやその時の感情も短時間覚えていられる。
これはよい兆し。

レム睡眠が間違いなく改善されているし、睡眠中に認知機能を整えるDMN(>>)というモードがよく働いている可能性があるし、さらには、記憶をつかさどる海馬が回復している可能性もある。

新しい睡眠導入剤を試しているので、少しは効果があったんだろうか。

今のうちに、悪くなった時の対策をしておこうと思う。

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ところが、ますます悪くなっている部分もある。

言おう、しよう、と思ったことをとっさに間違える。
つまり、意志と真逆のことか、類似のことを言ったりやったりしてしまい、肝心のことが思い出せない。

それがどうも、視覚と言葉、視覚と運動をつなぐ時にひんぱんに起こる。

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それから、眼を開けていても、つぶっていても、色々なものが見える。
残像のような不規則な光、黒い点、ざらざらしたテクスチャ。

閃輝暗点に近いもの、ビジュアルスノウに近いもの、眼振と思われる、視界の一部が動くような現象もある。
あと、左目のまぶたが1か月くらい、しょっちゅうぴくぴくしている。

前は、開眼時には気にならなかったのに、今は目を開けているのも少し苦痛だ。

神経眼科に行きたいけれど、他の病院と同じように、「かかりつけに相談してください」と言われるのが怖い。
主治医は私の言ったことを私以上に覚えていないから。

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こんな記事もあった。
「目を開けていられない」苦しむ妻がたどり着いた意外な病名と原因

精神科医は、少なくても私の主治医は、検査や詳しい聞き取りをせずに「とりあえず薬で様子を見る」ことしかしないけれど、薬が増える、あるいは減ることによって、本来の症状と副作用、離脱症状の区別がつかなくなってしまう。

だけどそれを話しても、また薬が増えたり減ったりするだけで、らちが明かない。

向こうにとっては、日に50人来る患者の一人でしかないかもしれない。
でも本人にとっては一人しかいない自分なのだ。簡単に考えないでほしい、と思う。

2022年7月 4日 (月)

「僕の大好きな妻」と再就職不安

ドラマ「僕の大好きな妻」(原作:僕の妻は発達障害)を見ている。

正直言えば、タイトルがちょっと近づきがたかった。
私はヒロインのように多弁ではなく、味方もほとんどいない。
家族に見るようにすすめても知らんぷりで、やるせないから見たくないと思う時もあった。

だけどいざ見始めると、羨望を抱くこともなく、温かく見守りたいと思えた。

第5回は派遣で働き出して、うっかりや空気の読めなさを理由にクビにされる回だった。
こちらは過去の職場を思い出して泣きそうになった(直近では>>)。

世の中、特に企業社会は、どうしてあんなに他人に厳しいんだろうと思う。
「ちゃんとしなさい」と厳しく当たる人が、本当にできる人とは限らない。
本人が自覚していないだけで、マイナス面を少なからず持っている。

前の職場はそれを象徴していて、私は情け無用の完璧主義な上司達につぶされてしまった。
ただ、接していると、「本当に彼女らは精神的に成熟していて、健康なのか?」と疑問を持った。

ドラマでは、クビにした上司にヒロインが障害を明かし、直球で向き合おうとしている。
展開が気になってしかたない。

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今、障害者職業センターというところで、長期の支援を受ける希望をしている。
障害者就労の前段階に当たるものだ。

手先の作業はもちろん、比較的得意だったパソコン事務もミスだらけだった。
短期記憶が衰えているし、目が対象を認識するより早く、手が勝手に動いてしまう。

ブランクや加齢のせいもあるとはいえ悲しくなった。以前はそんなに間違えなかったから。

内職は続けているとはいえ、月に5千円ももらえない。
派遣型の有償ボランティアも、依頼がパタッとなくなってしまった。

カウンセラーは、スピードを求めない、ゆっくりできる仕事を選ぶのがいいと言っている。
でも、こんなに不器用で不正確で、その上コミュ障で年も行っている自分を、受け入れてくれる職場があるんだろうか。
何かと自信がなくなっている。

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良いことを書けば、最近はおっくうさが減って、体をよく動かすようになった。
ストラテラのおかげか、ジプレキサのおかげか、それとも暑さによる血行改善のためか・・・・・・はわからない。
"定型"の人が、いつでもこんな風に動けるんだとしたら、とてもうらやましい。

2022年6月13日 (月)

やっと「スマホ脳」を読んだ

最近は栄養に気を付けている。
脳機能の回復、維持に良いといわれるものを多めに摂り、悪いといわれるものをできる範囲で減らしている。

そのせいか不明だけど、あちこちの痛み・こわばり・皮疹はだいぶ落ち着いた。

だけど、物忘れには焼け石に水。

外出して家に帰ると、コンロの点火ボタンが押されぱなしになっていた。
昨日は電気ケトルをコンロの火にかけそうになった。

言葉もすっと出てこない。
特にお店で「クレジットカードでお願いします」と言うのに、約3秒かかってしまう。

減った症状より増えた症状の方が多くて、書ききれない。

時々、制御できない自分、過去とつながっていない自分がとても怖くなってくる。

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ここまで打って、誤って入力画面を消してしまった。

今日は何か月も前に買っていた「スマホ脳」を読んだ。
なぜずっと読まなかったか。
スマホ依存の自覚があって、お説教的なことが書いてあるんじゃないかと思って、腰が重かった。

ところが実際は、うつや睡眠、マルチタスク、SNSの裏側など、自分が気にしていたことにかなりリンクする内容だ。
わりと専門的なことが書いてあるのに、日本語訳が良いのか、すっと頭に入る。
アイデアも6ページほど記されていて役に立った。

さっそくネットで報告してしまう所が、われながら依存者っぽい。
だけど、この先さらに症状が悪化するとも限らないし、やるべきこと、やりたいこと、がいっぱい溜まっている。

「スマホ脳」の著者も、スマホの時間(それについて考える時間を含む)によって、他の活動をする時間が無くなることを強く危惧していた。
貴重な時間を大事に過ごしていかなければ、と思う。

2022年6月 1日 (水)

幻覚?(2)/障害者職業支援センターへ

前回の幻覚はまだ夜に見えている。

それをIllustratorというアプリを使って再現してみた。

<半覚醒時に見るようになった幻視>
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・目をつぶっても明るい
・幻文字は出たり消えたりして、意味の通るものもある
・ビジュアルスノウみたいな丸は子供の時から見える

"半覚醒"という状態がわからない人もいると思う。
私も去年まではほとんどなかった。

起きているという意識があり、目を開けようとすれば開けることも可能だけど、受け身に思考が流れるまま。
まるで催眠術にかかっている人のような状態だ。
私は大人では珍しい脳波(Θ波)が出るそうなので、そのせいかもしれない。

時にはそこに、文字や見えないメッセージが"来る"こともある。
私には少しも事実とは思えず、「なんだかわからない心像」として受け止めている。
医師が特別な病名を付けないのは、そのためかもしれない。

ただ、睡眠の質は明らかに下がり、夜中にパニックになることもあるから、対策が必要だ。

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昨日は「障害者職業センター」の説明会に行った。

電車に乗り遅れてタクシーで駆け付けたが、逆に15分以上早く着いてしまった。申込みの時に時間を勘違いしていたのだ・・・・・・

ここは、時々通っているカウンセラーに紹介された。

心身の障害や疾患を持つ人を対象に、職業適性を無料で調べたり、シミュレーションしたりできる公的機関だ。

職業訓練や就労支援とはまた別で、手帳の有無も問われない。
支援プログラムを利用すれば、どんな仕事が合うかを見極めることもできそうだ。

私は初回面接をして、今後2回ほど通い、適性を調べることにした。
もしかしたら、自分では得意だと思っていることが実は合わなかったり、敬遠していたことが実は合っていたり、そんな発見があるかもしれない。

施設のスタッフは、お役所的な冷たさがなく、かといって慣れなれしい感じでもなく、適度にフレンドリーな感じだった。

私の中には、以前の(薬の力を借りて)そこそこに働けていた自己像があるから、実際どうなるかわからない。
もしかしたらがっかりすることもあるかもしれないけれど、落ち着いて現実を見据えていこうと思う。

2022年5月23日 (月)

すこし回復/若年性認知症相談(長文)

仕事を辞めて調子は良くなるどころか、悪化の一方だった。

連休明けが頭痛・耳鳴りのピークで、なぜか歩行がゆっくりになり、字が上手く書けず、言葉も本当に「あ、う・・・・」という感じ。

グラグラするめまい、つまづきやすさ……書ききれないくらいの症状があった。

コンロもアイロンもつけっぱなしで、焦がしてしまったこともある。

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脳神経外科の次に内科へ行き、採血を頼んだ。結果が聞けるのは半月後。

かかりつけ精神科では、取り急ぎある検査をしようという話になった。ところがすぐ会計になったので、尋ねると「カルテに書いてなかった。検査は次回ではないか」とのこと。

がっかりしてしまった。

先月減らした薬が前と同じ量出ている。予約は4週間後まで目一杯。

主治医は、一日100人以上来る患者をさばくだけで手一杯なんじゃないか?

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ここ数日は回復傾向で、頭痛と手足の不器用さは減った。物忘れは横ばい。

ジプレキサ増薬の効果はよくわからない。

同じ「安定」がつく薬でも、安定剤とは効き方が違う。

痛みのような副作用は感じない。寝つきが悪くなる代わり、一度眠れば熟睡感がある。

そして飲み忘れると、イライラしたり、泣きたくなったり、感情的になる。

先を見通すこと

たまたま役所で「若年性認知症相談」のパンフレットを見つけた。

認知症の可能性は確率的に少ないけれど、脳機能を調べるSPECTやPETという画像検査を受けたくて、その流れを知りたかったのと、具体的な困りごとをどうすればいいか悩んでいた。パンフを見つけたのは何かの縁だと思い、メモを手に電話してみた。

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1件目の電話では、最初に発達障害で通院していることを言ったら

「更年期やストレスでも物忘れはありますので・・・(略)・・・かかりつけに相談してください」と強制終了されてしまった。

もう1件はいわゆるホットラインで、心理士らしい女性がぴったり20分傾聴してくれた。物忘れの原因は何十もあるそうで、画像検査の詳細はわからない様子だった。

自分のは一時的な物忘れであるという見方だったけど、困った時はこの電話にかけて構わないそうだ。

あとは「もうしばらく様子を見て」「工夫をして」「周りに協力を頼んで」「かかりつけに相談して」と。

正直、それが行き詰まったから電話してるんだ、と思った。でも、こういった相談先があるのはありがたいと思った。

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