カテゴリー「うっかり・失敗・物忘れ」の321件の記事

2023年11月24日 (金)

白モードに悩む(スマホ脳?)

前にも書いたかわからないけど秋以降のまとめ。


夏に2回目のコロナになったのと、去年より疲労しやすくなったのはあれど、今年の秋は気分的に穏やかに過ごすことができた。


いつの間にか、人と会話が長続きするようになり(当社比)、いくらか感情を交えられるようになった。職場などで全然話してなかった人とも話せるようになった。


それから、この数年悩まされた手湿疹が、今年は11月になってもほとんどない。視覚トラブルや体のこわばりのような炎症系症状も減った。


それは栄養や運動に気をつけたおかげなのか、それとも軽い躁状態に入ってるのか。

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いいことばかりでもない。

時間感覚の異常と記憶障害(というか思考障害)は続くばかり。


去年までは短い時間の間にもいろいろなことを考え、それをおぼろげにでも長く覚えていられたのに、今は自分が何をしているか把握する前に時間が過ぎてしまう。


例えば、今食堂で昼食を食べ始めたはずなのに、次の瞬間には机に座ってる。

なんで??とびっくりする。


たしかに移動した視覚記憶はあるが、その間に意識的な思考が働いてないのだ。


これ、ネットのやりすぎも一因なのかなと思っている。


私はスマホなどで情報を漁り出すと、自分が何者で今どこで何をしているか、何をすべきかを一時的に全部忘れてしまう。スマホをしまっても、書いたことや調べたことを反芻している間は同じ状態になる。


この状態を何と呼ぶのかはわからない(仮に白モードとする)。

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この数ヶ月はさらにエスカレートした。家に帰るとすぐに白モードになり、椅子から動けなくなる。ときには夕食を作ることすら断念する。


 一旦白モードになると、画面を見てようが見てまいが、5〜6時間が体感1時間くらいになってしまう。会話はほぼ無意識にできても、何を話したか全く残っていない。


おそらく白モードの時は、私の前頭葉の一部、あるいはそこからのネットワークがぴたっと止まってるんじゃないかな。

(たぶんだけど、発達障害の人にはスマホ、ネットの登場以前からこの精神状態になりやすい傾向があると思う)


今は仕事や用事の時に覚醒できるから良いけど、もし毎日一日じゅう白モードになっていたら、本当に脳の廃用症候群になるのでは、と不安である。


続く

2023年9月23日 (土)

"思ったこと"を覚えていられない症状2

去年の秋にそんなタイトルのブログを書いてから、この悩みはさらに悪化している。

「いや、あんたは実際思ったことが書けているじゃないか」と言われそうだ。

だけど、今は文字を打つまで自分の思考内容がわからない。思考が意識の中で表象されないのだ。

「無意識に〜してしまった」が頻繁に起きている状態で、今後、スーパーでレジを通さずに品物を持ってきて、後で気づくなんてことも起こり得る。

それに、思ったことが自分の考えじゃないような感覚がある。これがとても気持ち悪くて仕方ない。

思考障害、あるいはブレインフォグというものなんだろうか。

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過去のうっかりを振り返ると、「〇〇しなきゃ」と気づくことはできても、「いつ、どうやって〇〇する」と決める機能が働かないか、ミスしてしまう。

普通はそれを連続して考えるはずなのに、私は後者がもともと弱い。

おそらくだけど、私は「いつ」という時間感覚と、「どうやって」という行為のデータベースが壊れているんだと思う。

最近は特に、「どうやって」が見えない。例えば、食事なんて学生の時から作ってるのに、調理をしていた時の記憶が99%ない。だから毎日食事づくりは手探りだし、段取りが見えないからおっくうである。

体で覚えた記憶を手続き的記憶と呼び、大脳基底核にある線条体という部分が主に担っている。だから手足を無意識に、自動的に動くままに動かせばできることはある。

でも、それを意識化、言語化するのは新皮質の(たぶん前頭前野の)機能であり、私はそっちがダメダメだ。それを専門的に何と呼ぶのかもわからず、検索しようがない。

2023年8月11日 (金)

エピソード記憶と時間感覚は悪くなるばかり

この数年、ずっと言語的エピソード記憶と時間感覚の不具合について書いてきた。

色々な薬や対策を試して、メンタルは去年より良くなったけど、上の二つはブログを書くたびに悪くなっている。
今はエピソードどころではなく、リアルタイムで思ったことを覚えていられない。

人と話す時はそれが顕著に表れて、聞いているそばから内容を忘れていく。

何十年も人と会話をしてきたのに、どう会話していいかわからなくなる。
この感覚は、自分でもうまく説明できない。

それから、失語症の人に見られるような喚語困難(例:テレビのような使い慣れた言葉が出てこない)がだんだん増えている。
これを書いている今も、イメージや感情をなんとかして日本語に翻訳しているような気分だ。

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時間感覚は、年齢とともに短く感じるとはいえ、去年の何倍も早く感じるようになったと思う。
実際の2時間が、自分の中では30分にも満たない。

今日知った言葉で、こういう主観的な時間を「カイロス時間」(⇔クロノス時間)と呼ぶそうだ。

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時間が短く感じる原因は一般にいくつかあって、一つは何かに夢中になっていて脳のドーパミンがたくさん出ている時だという。
>>参考

だけど、その場合はおそらく、強い情動や充実感が伴うだろう。
私はそういう感覚はあまりない。

もう一つは、脳の処理がたくさん行われている時は時間が長く感じる(逆もしかり)ということだ。
大人でも、初めて来た場所を歩く時は2回目より長く感じたりする。

私はこの方が近いかもしれない。
最初に書いた症状とからめれば、一定時間に脳で処理する情報量が、前よりずっと減っているのである。

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PCやスマホでだらだらと情報を見ている間も、時間は思ったより早く過ぎる。
前頭前野などが、ぼーっとしているのと変わらない状態になるらしい。

自分の感覚では、時間経過を把握する機能が働かなくなってしまう感じがする

そういった悪癖をなくしたら、時間感覚が元に戻るんだろうか?

まだそこまでは踏み切れていない。情報を集めたり、認知の補助をしたり、何より仕事をする上で、PC・スマホが欠かせないからだ。

でも、"スマホ健忘症"の可能性を排除しないと、他の疾患かどうかも見分けようがない。

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ところが、時間が早く過ぎた、と感じるのはまだましだとわかった。

数日前から、時間経過がほとんど感じられなくなった。
前の時間に何をしてたか、ついこの前までは映像的に思い出すことができた。
それができなくて、早かったのか遅かったのかも較べようがない。

毎日規則正しく過ごして、頭も体も適度に働かせて、十分な睡眠と栄養を摂っていてもこの状態で、もうお手上げ。

2023年6月 8日 (木)

言葉の代わりに画像で考えるようになった

半月前に入院した母、パーキンソン症状は続いているものの、微熱や食欲不振は回復したようで、来週やっと面会できる。

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私の方は、薬の調整がうまくいきそうで元気にはなったけど、「言葉で思うこと」がうまくできない。

間違った言葉ばかり発してしまうし(錯語)、言いたい言葉が5秒以上出てこないことも多い。

あるいは、静かに目を閉じている時、数年前は4、5 分の間でも色々な連想が広がったのに、今はただただ〈無〉だ。

この文章も書きたいことを考えてから書いているわけではなく、短文を何日かかけて継ぎ足している。

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その代わり、最近は〈画像〉でものを考えるようになった。

前は言葉で処理していた「段取り」「知識」「推論」などを、一連のスライドのような形で思い浮かべるのだ。

それは、病気や怪我で高次脳機能障害を負った人が、代償機能として別な能力を使うのにも似ている。

……

最近は、色々なことをかなりリアルにイメージできるようになった。ただ、リアルすぎて、実際起きてない現象を事実と混同してしまう(例えば、通帳を外でなくしたという偽記憶が生じた)。

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去年に比べて、確かに記憶力は良くなった気がする。忘れていた昔のことも、視覚的に想起できるようになった。

でも、良くなったのは言語と動作以外の記憶だけ。エピソードはもちろん、長年積み重ねてきた知識まで思い出せなくなってきて、今は幼児程度の情報量しかないような感じがする。

中年の今がこの状態なら、5年、10年経った時に自分はどうなってしまうのか。

もう、衰えた認知方法はあきらめて、画像思考・画像記憶という、新しい認知方法で生きていった方がいいんだろうか。

2023年5月15日 (月)

前頭前野が衰えている?

「18:00に電話をかける」用事があり、音声リマインダーにも登録した。
ところが17時台、家族に「買い物に行こう」と言われた時には、頭の中に何もなかった。
結局18:30過ぎに、その用事にかかわるワードを聞いて気がついた。

今日は、
「アイスを食べたい、でも血糖値が上がらないように豆腐を食べよう」
と冷蔵庫に近づいたが、次の瞬間にはアイスの方を取ってしまった。

日に1、2回ならまだしも、この手のうっかりが最近何十回とある。
今や何を忘れたのかすら思い出せなくて、毎日重大ミスなく生活できることが、われながら不思議でしかたない。

考えているような、考えていないような時間も多くて、気がつくと30分、1時間と経っている。

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記憶に関わる、時系列に即した思考をする部分がいっそう弱っているように思う。>>過去記事

脳科学辞典(想起・誤想起)によると、エピソード記憶の想起過程に重要な脳領域は、(海馬・海馬傍回を含む)側頭葉内側面領域と、前頭前野・頭頂葉が挙げられるけれど、まだ研究途上のようだ。

私の場合、問題は海馬のあたりなんだろうか、それとも前頭前野(皮質)なんだろうか。

直感だけど、海馬は思ったほど痛んでないような気がする。
ごく短い時間の記憶は得意だし、新しいことを覚える力は一時期弱ったとはいえ、今のパートでは忘れていないからだ。

思考もまとまらないことも考えると、左(言語系)の前頭前野に問題があるというのがしっくりいく。
ちなみに、右の方の前頭葉には空間注意機能もあるので、もう一つの悩みである左側の不具合とも関連しているかもしれない。
つまり両側で機能低下している可能性もあるわけだ。

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だけど原因はいまだわからないし、主治医の関心もいまいち。

そんな中で今できることの一つは、まず"てんかん"かどうかを鑑別すること。
これは来月、脳波検査を受ける。

精神疾患の可能性もあるけれど、認知機能以外の不具合がまだ(?)少ないので何とも言えない。

少なくても、物理的な細胞の老化要因(酸化・糖化・炎症)の対策をして、健康な神経細胞をなるべく減らさないように、できれば増やせるように頑張ろうと思う。

参考:脳の海馬の働き・機能

2023年3月 6日 (月)

2度目のコンサータ/勝手に動く自分

〉〉過去記事:コンサータとリタリンの思い出

4年前、短期でやめてしまったADHD治療薬コンサータを、1月下旬からまた処方された。

前回は、動悸と効果切れ時のうつ気分に耐えられずやめてしまった。

今は、精神科で登録しないと処方されないようだ。

まずは明らかに変化したことを書きたい。

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・眠気が解消した
 日に何度も襲ってきた眠気がなくなった。
 ただ、疲労度は変わらない。夜には眠気が戻り始める。

・買い物で購入を迷わなくなった(衝動買いもする)

・細かいことを気にしなくなった(大雑把でもある)

・コーヒーを飲みすぎなくなった

・食欲が減った(効いている間限定)

・動悸はなく、うつ気分も少ない

肝心のやる気と集中力は変わった気がしない。
もともと、ストラテラ(アトモキセチン)という薬を飲んでいるからかもしれない。

※コンサータがどんな薬で、ストラテラとどう違うのかはこちら(日経)

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しかも薬との関係は不明ながら、うっかりがよけいに増えてしまった。

・「今日は何曜日?」と聞かれて「火曜日」と答える。
 その自分の声を聴いて自分がびっくりする。本当は日曜日なのに。

・錯語。「ごちそうさま」に「おかえり」と言ってしまう。

・持ち物をどこに置いたかわからず、日に何度も探し回る。

・先週まで難なくやっていた仕事を、違う手順でやってしまう。

・時間が3倍速く過ぎて、なぜそんなに時間が経ったのかわからない。

一見、ADHDの症状にも思えるけれど、私にとっては「知らないうちにもう一人の自分が体を動かしている」状態。

去年、仕事で緊張を長期に強いられた時も、そんな状態になった。>>過去記事

どこか母の病気(統合失調症の作為体験)にも似ている。

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それは症状自体の悪化なのか、薬の影響なのか、だとしたらどの薬の影響か。

私の仮説というか妄想では、大脳基底核にある"線条体"という部分がカギを握っていると思う。
報酬系、運動制御、手続き記憶(自動的な動作の記憶)などを司る部位だ。

線条体とその周りは、ADHDにも、統合失調症にも、他の悩み=社会不安や運動音痴にも関わってくる、重要なエリア。
でも、その内容を文章にまとめるには頭がぼけすぎて断念した。

正解は、薬の調整を続けるうちに見えてくると思う。
ついでに、ADHDだけでは説明できない病の正体がわかればいいなと思っている。

2023年2月14日 (火)

言語的エピソード記憶が出てこない(2)

前回の続き。

「リエゾン」というドラマを観た。

ADHDの女性研修医が、ASDの児童精神科医のもとで奮闘する話。

よいセリフが多いんだけど、私は観た直後にセリフを9割以上忘れてしまう。

少なくても一昨年はそうじゃなかったから悲しくなった。

耳から聞いた音声が、壊滅的に覚えられない。詳しくは>>

今年は読み書きした内容や、思考までも忘れるようになってきた。

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それから、時間感覚がさらに早くなった。

何をしたかは残らなくても、見た光景はわりと鮮明に残っているから、「ついさっき起きて天井を見てたのに、もう昼食?」と、時間がワープしたように感じるのだ。

とても悲しい。

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自分がすでに、死んでしまったかのような感覚に陥る。

少なくても幼年期、青年期の私はもう存在しない。

同じように、今とこれからの私も消えていく。

それは生きているって言えるんだろうか。

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去年、テレビで見た、脳炎で高次脳機能障害を患った女性は、数秒しか記憶が持たないから、あらゆることを紙に書きつけていた。
毎日、書いたことを整理するのに2時間。それでも明るく暮らしていた。

そういう大まかな話は、何かの連想でふっと出てくる。ただ、任意に思い出せないし、今年見た番組なんかはもうだめだと思う。

……

私も音声に関しては、すべてを書きつけないといけないレベルに至りつつある。

 

主治医は物忘れの原因が発達障害だと信じ込んでいるから、いまだに精密検査をしてもらえない。

ならどうして、視覚記憶などはそれほど衰えなくて、音声と言語だけが衰えていくのか?と聞きたい。

2022年10月18日 (火)

"思ったこと"を覚えていられない症状

昨日気づいたこと。
私は自分が思ったこと、感じたことを覚えていることができない。

長期記録はもちろん、
「今鍋を火にかけたから、3分後に消そう」
といった短期記憶ももたないことがある。

人との会話内容を(耳から)覚えるのは昔から苦手だったけど、それは
"相手の発言に対して自分がどのように感じたか/発言したか"が覚えられないからだ、と気づいた。

逆に、その記憶が得意な人の話を聞くと、「Aさんが~と言って、私は~と思った」というのがスラスラ出てくる。
びっくりしてしまう。

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この不具合は子供の時からあったけど、徐々に、徐々に衰えてきた。
「3日前のことが思い出せない」→「昨日のことが思い出せない」→「今朝のことが思い出せない」→「予定が思い出せない」という風に。

だから、思考やエピソードを比較的よく覚えていた頃もわかっている。
どんな楽しい会話も頭から消えてしまうのは、とても悲しい。

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過去のいじめやパワハラも、何と言われたか、何と感じたかの記憶が薄かったので、報告や相談のしようがなかった。
嫌な経験をすぐ忘れられるのは有難いけれど、つらい感情はしっかり残る。

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このタイプの記憶は一体脳のどこが担っているのだろう。

思いつくのが海馬、例えば場所細胞といってどこを移動したかなどの履歴を記録する部分である。
ところが私は逆に、どこへ行ってどの道を通ったかというのはずっと覚えている。

例えば、海馬を含む大脳辺縁系という、動物的な情報処理を行う部位と、意識的な思考を扱う前頭葉、言語を扱う側頭葉が、うまくリンクしていないのかもしれない。

意識できないだけで、過去のエピソードは他の人と同じように、脳のどこかに残っているのかもしれない。
今はそう考えている。全く覚えてなかったらこの文章も書けないし、もっと失敗だらけになってしまうだろう。

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周りの人にも、このタイプの記憶が苦手なことを伝えようと思う。
でないと"覚えられる人"に誤解されてしまうから。

2022年10月15日 (土)

応募先に連絡し忘れた

ハローワークに障害者として求職者の登録をし、すぐに応募したい事業所が見つかった。職種も時間も申し分なく、渡りに船かのよう。

すぐに帰って履歴書を書いたら、度重なる書き損じで用紙をダメにしてしまい、パソコンで打ち直した。

職務経歴書と送り状も作ると、二時間以上かかった。前に比べてずいぶん遅くなったものだ。

受付終了ギリギリに郵便局に出しに行ったら、郵便番号を書き忘れていた。これは受付で調べてくれて解決。

その週内には嬉しいことに、面接の日程を尋ねるメッセージが来た。

ところが、

「明日電話をかけてほしい」という文言があって、そのことを夜の間に完全に忘れていたのだ!!

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なんで、なんで、こんな大事なことを忘れたのか、自分でも信じられない。

「このことを忘れないようにしないと」と思ったのに。

ただ、冷静に考えると、たくさんの要因が絡んでいる。

一番大きかったのは「明日の何時~何時」と書かれていたことだ。私はこのような相対的な時間表現が覚えられない。これは、自分で「15日の9:30」という風に決めておくべきだった。

しかも電話なら、復唱やメモをするから記憶に強く残っただろうに、文字で送られたのもあって「メモはしなくていいか」と油断してしまった。

あとは緊張によるストレスや(そのせいか)夜更かし、土曜日でリズムが狂っていたのもある。

まるでテストのために、イレギュラーな連絡方法をされたのではないかと勘ぐってしまう。

……

とにかく、夜、携帯に母からの着信が来るまで、丸一日電話をすることを忘れていたのだ。

日中、面接の内容や運良く採用された時のことも考えていたのに……

思えば、書類送付でのミスと遅れの時点から予兆はあった。仕事の基本が全然できていない。障害者雇用とはいえ、こんな状態で就職できるのか?

先方はもう誰も出なかったので、すぐお詫びのメッセージをして、週明けに電話もするつもりだけれど、恐縮と落胆の気持ちでいっぱいだ。

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大事な用件を忘れてしまうこと、それ自体は発達障害や二次障害の症状かもしれない。でも、そのことを自覚していたのだから、事前に対策を取れたはずだ。紙に書いて貼っておくとか、機械にリマインドさせるとか。

今回は、痛い教訓としてこれからに活かしたい。

2022年9月27日 (火)

記憶が壊れかけているということ

目的の情報を覚えておいたり、思い出したりするのが難しい時が増えた。

例えるなら、記憶の引き出しは開いているんだけど、中身が見えない、そんな感じだ。

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ワーキングメモリ≒作業記憶が壊れかけている。
とくにエピソード記憶に関して。

去年だったら
「あ、洗濯物を洗濯機に入れっぱなしで出かけてしまった!」
という失敗。

今年は、
「洗濯物を入れっぱなしだ!」
「あ、干してから出かけたんだっけ?」
「あれ?どっちだっけ?」
という感じ。

今日の約束や指示といった「覚えたい情報を後で思い出す」ことも、6割くらいしかできない。
絶対に抜けが出るし、抜けないように保持しておく方法がわからなくなってしまった。

ADHDの薬、ストラテラを80mg服用してもそんな状態なのである。
だから、この先働ける自信が全然持てない。

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人と話をすると、それらしく相槌を打ち、何かを答えている。

でも、ふと「今、何を話していたんだっけ?」と考えると、さっぱり思い出せない。
数時間前とか昨日とかではなく、たった今の話である。

去年はそこまでではなかった。

うわのそらだったのではなく、会話している自分と、意識している自分が解離しているのだ。

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おそらく、頭の中にある複数のユニットをつなぐどれかの配線が、外れかけてるんだと思う。
ユニットがばらばらに動いて、お互いを知らないという場面が徐々に増えている。

多重人格は人格が入れ替わるというけれど、私の場合はまるで、複数人格が同時に存在するようなものだ。

これを主治医に伝えなければならないんだけれど、<今>これを考えている私をどこかに記録しておかないと、当日は何を話していいかわからなくなるだろう。

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