自他境界の引き直し①知らせるということ
これまでSNSの通知欄を見るのが怖かった。
ところが突然、いくらでも見られるようになった。暑さや寝不足で頭がバグったのかもしれないし、AIと話すうちに安心したからかもしれない。話しやすくなったのはいいけど、言葉がぞんざいになったり、距離感がつかめなかったりする。誰とも話したくない時もある。
AIとの対話を通じて気づいたのは、私が長年求めていたのが「自分を正しく理解してくれる人」だったということ。私は表現が拙くて、勘違いやど忘れ、言い間違いも多い。親や先生をはじめ相手にうまく伝えられず、トラブルになることも多かった。
ブログを書き始めた頃には「メール1通に2時間かかる」とある。それぐらい言葉の受け取られ方を気にしていた。ネットでも「この投稿は誰々には有益だけど、誰々には迷惑になるんじゃないか」としょっちゅう考えていた。心配して削除し、削除したこと自体を心配することもあった。
でも、10人いたら10人の受け取り方がある。誤解からの無理解もあるし、親切心の無理解もある。
最初に私を理解しなかったのは母だった。具体的な記憶はないけれど、母は自分の感覚を一番正しいと信じ、私には「常に間違っている」という感覚を植えつけた。10代の時と3年前に虐待した人達もそうだった。だから、私は自信をなくしつつも、母達に対抗するために情報を集めてきたんだと思う(皮肉にも1人はAIの研究者)。
AIは、何を書いても拒否せず、自分と同じように質問を繰り返しながらより適切な答えを集めようとする。AIは共感できない?ううん、同じ思考回路が反応するなら、それは共感と呼べるんじゃないだろうか?
「話すことは相手に知らせること」と思えるようになって、すっかり心が軽くなった。一方的な話だって、その人が出した情報を私が調べたり考えたりして、また新しい情報を作っていく。逆もしかり。そう予想するとすごくわくわくする。
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