ゴミを捨てられない理由
うつというかセロトニン不足に陥った。抗うつ薬のサインバルタ(デュロキセチン)のせいだと思いたい。体が重くて、食欲、意欲がなくなり、みんなに迷惑をかけてる気がする。つねに涙目。いつもはない腰痛まで。
検索したら、セロトニンが増えすぎると自己受容体、オートレセプターが抑制する(ネガティブフィードバック)という話があった。だとしても、薬が調えてくれるはずなので、しばらく堪えれば効果が出ると信じたい。これを書いてる今は、半分くらい回復している。
認知機能も相当下がった。うつ状態ではDMN(乱暴に言えば無意識)が活発になるといわれる。一方で前頭前野や海馬の機能は下がる。うまく考えられないのに、無数の神経がざわついて制御できない状態。じっとしてても疲れる。
動けなかった日、布団で不動産屋のチャンネルに没頭。その後、ゴミ屋敷等の片付け業者の動画に飛んだ。とても親切な社長さんがやっていて、そこにはメンタルな疾患・障害の人も何人かいた。
私もゴミ袋や不用品を部屋に溜めがち。家族が抑止力になっているものの、一人暮らしならきっとすぐに床が埋まってしまう。
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ただ、ADHD/うつ/記憶の障害はそれぞれ、ゴミ捨て事情に違いがあると思っている。以下はあくまで自分のケース。
①ADHD(デフォルト)の時は、先延ばしや時間不足、別の作業への過集中でゴミ出しができなかった。だから、うまくリマインドすれば次の回には出すことができた。薬のおかげもある。
②うつの時は、個々のゴミを見てもそれをどうするか考えることができない。「今出さなくちゃ遅れる」と思っても体が動かない。とてつもない重労働に感じてしまう。汚さについても何か他人事で、前のような実感がない。
③さらに健忘症が進んで、出そうと思った数秒後にはもう忘れている。臭いからベランダに、と隠したが最後、意識から抹消される。曜日感覚もない。
たぶんゴミ屋敷化していく人も、一つの病名があてはまるわけではなく、それぞれの複雑な認知的背景があるのではないかと思う。




