"悪化"するADHD??
モヤモヤしているとたまたま、SNSでフォローしてる脳と精神の両方に詳しい医師に相談できる機会を作れた。この2年の症状を伝え、30分くらい親身に話してはくれたが、やっぱりADHD(+うつ)+加齢だろうと。ちなみにフォローしてることやこの手の情報を集めてることは話してない。
ストラテラ2錠飲んでるのに、今上司に言われた指示が思い出せなかったり、トイレと間違えてクローゼットを開けたり、煮立ってる鍋を左手が無意識に触ったり、そのレベルが毎日起こるのは珍しいと思うんだけど、とにかく私はそれが現状だし、ドクターは別の病気を疑ってはいないのだ。
もともと一部の能力が低いから、何らかの原因で脳が弱ればQOLもがくんと下がってしまうのはわかる。ただ、脳神経疾患などで同じ症状が出た場合に比べて、理解や支援のなんと少ないこと。
私は、ADHDは死のリスクがつきまとう障害だと思っている。事故、被害、中毒、不摂生、そして自殺のリスクが高くなる。
だけど当事者が多く、特性や合併症に幅があり、知名度が高くなりすぎたために、イメージが軽くなってしまってると思う。まあ、重症例を強調すれば忌避されてしまうし、そこは精神疾患と同じく説明が難しい。
正直、この1年くらい、本当はADHDではないのではと考えていた。ADHDの過剰診断を巡って医師や研究者の議論が繰り広げられる中、自分は"似て非なるもの"に当てはまるところもあったから。
だけどそれはまだ決着のついてない議論。乳幼児期からがっつり特性があり、ストラテラを飲むようになってから大失敗も鬱も減っている、これは現時点ではADHDと呼んでいいんだ……と考えることにした。将来、信頼できるバイオマーカーが現れたら、その正体をはっきりさせるつもりである。