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2024年5月22日 (水)

記憶力がなくなり、また戻ってきた

去年、部活の役員で、数字や日付だらけの大量書類を処理することになってしまった。
順序の概念が薄い私にとっては重労働。

先延ばしから何ヶ月もネットに逃げ、夜中の3時までスマホを手放せない日が増え、最後は書類を徹夜してさばいた。

ゆるやかに落ちていた認知機能は一気にボロボロに。

「あ、〇〇と書かなきゃ」と机の引き出しを開けて付箋を取り出す間に、何を書くのか忘れる。それが1日に数十件。

話をしていても突然、何を話していたかわからなくなる。

これ、本人にとっては身の毛がよだつほど恐ろしい。一瞬とはいえ「自分がなくなる」のだから。


ただ、1分くらい必死に思い出そうとすれば思い出せることにも気づいた。頭の中にデータはあるはずで、ごちゃごちゃで捕まえきれていないんだと思う。

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脳のどこかは本当に壊れているんだろう。時間感覚が前にもまして速くなったし、冒頭のエピソードも記憶になくて、他人の体験みたいだ。

けれど、他の部位がその機能をカバーして
、新しい記憶の仕方が身についた感覚もある。
例えば、先日できなかった数字の記憶は、テンキーの位置を目安にしたらまた覚えられるようになった。

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小さい頃からそうやって、できない部分を補いながら、今の凸凹ができたんだと思っている。人の認知機能は、一つ二つが壊れても他が補えるように、重複・分散しているのだ。

役員のように断れない用事があることはストレスでもあるけれど、脳を活性化させる機会でもある。

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