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2024年4月

2024年4月23日 (火)

ワーキングメモリが壊れた(長文)

抑うつ状態は軽くなってきた。

まず体の痛だるさが収まり、意欲がいくらか戻り、睡眠と食欲も回復した。ネガティブ感情はまだ残っている。


ところが、認知機能は壊滅的に悪くなってしまった。
言葉がなかなか出てこないし、袋に何かを入れるような作業は手がもたつく。物を持っていることを自覚できないのかしょっちゅう落とす。


「確か神経にいいサプリがあったなあ」
と、薬入れを漁ると、ビタミンB12しか思い出せない。


翌日、鉄と亜鉛を思い出した。ところが亜鉛が見つからなくて、入れ物の形もわからない。もう一度探してテーブルに戻ったら、眼の前にあった……

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実はこの状態、2年前にも覚えがある。

過去記事:時間感覚喪失中

記録によると、主治医に統合失調症の可能性を否定され、脳外科でCTを撮ったものの「精神科で相談してください」と終了に。

 

若年性認知症相談に電話して、1件目では冷たくあしらわれ、2件目では、物忘れの原因は80以上あると言われて心が折れた。

 

でも、2ヶ月後の日記には「短期記憶が数十秒もつようになった」とある。その間どう過ごしたかは覚えていない。

 

今も同じで、即時記憶の出し入れがうまくできない。即時記憶とは短期記憶でもごく短い記憶のことだ。

 

「今何をしているのか」「何を見聞きしたのか」を数秒で忘れてしまう。話をしていても、間が空くと何の話だかわからない。仕事は全集中でやり遂げても、家ではボロボロだ。

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私は元々、非視覚的なエピソード記憶を覚えることが苦手で、覚えているスパンが年々短くなってきた。それはおそらく左の海馬か、そこと他の部位をつなぐ経路の問題だと思う。なぜなら視覚的エピソードは何年経っても鮮明だから。

 

だけど今は、他のどこかにも不具合が起きている。できごとを知覚した後にいったんプールし、記憶や感情と照合する機能だ。

しかも得意だったはずの視覚短期記憶さえ、だめになっている。

 

原因は80以上あるとはいえ、思い当たることは10くらいにしぼれる。加齢、ストレス、睡眠不足、スマホのしすぎ、活動不足……

 

まずはその対策をしてみて、効果がなかったら、精神科か神経内科で相談するつもりだ。

 

2024年4月 7日 (日)

抑うつと物忘れの悪化

胃痛が何日か続いて、薬の処方で治ったけど、その頃から抑うつと物忘れがひどくなってきた。1週間以上体に力が入りにくく、自罰・他罰が止まらない。

1つ思い当たるのは、生活習慣病が怖くて糖類と脂質を前の半分以下に減らしたこと。そのうち食事への興味もなくなり悪循環に。ミネラルやビタミンのサプリを足しても変わらなかった。元々糖や脂質が脳でうまく使われない体質だと思われるので、それを減らしたらもっと脳の働きが悪くなったという可能性もある。かと言って食事制限しなければ内臓の負担が大きいし……

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認知機能低下の怖いところは、何を忘れたのかすら忘れるようになると、現状が把握できず、対策も取れなくなることだ。毎日の薬を飲めないし、メモを取ろうとしても準備してる間に抜けてしまう。


まずいと思ったのは、家族の発言にかちんと来て食事を下げた時だ。

「どうしてそんなことするの?」

「さっき、全部食べたくないって言ったじゃん。」

「言ってないよ。」

「そうだっけ?」

じゃあ、私は何に対して怒ってるんだろう。わからなくなってしまった。たった2、3分前のことなのに。


頭に情報が入ってきたのはわかっても、意識から記憶の回路に届く前に消えてしまう。でもその情報に対する感情は働き、身体も反応して動いている。それがすごく気持ち悪い。


1日の中で、私から「私」が消えている時間がどんどん増えている感じがする。記憶だけではなくて、人と話をしていても、Xを読んでいても、心がついて来ない。一年前はここまでではなかったし、5年前とはまるで別人である。(続く)

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