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2024年2月 6日 (火)

解離のあるADHD???(長文)

前回の先延ばしの記事の続きを書こうとして、ネットで情報を漁っているうちに、ちょっと気になる情報を見つけてしまった。

 

「解離」がある場合、ADHDの診断から除外される(かもしれない )こと。例えばトラウマや養育者との愛着の問題がある場合、ADHDに似た症状を呈するという話だ。

 

それで、私はどうなんだろう?今までADHDの立場で物を言ってきたけれど、本当にADHDなんだろうか??と考えてみた。

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先延ばしを自己分析して思ったのは、まず、過去や未来のポジティブな出来事・感情(心理学で言う報酬)を想起しづらいことだ。エピソード記憶が弱いからで、先々の報酬を予想できないとドーパミンなどのやる気物質も出にくい。これは発達障害かわからないが小学校ではすでにそうだった。

 

一方、ネガティブな出来事・感情(罰)については「解離」があるとしか思えない。例えば、自分にムチ打って作業しようとパソコンを開いたら瞬間、記憶がなくなり気づくと別のことをしていた。他にも嫌な出来事だけをきれいさっぱり忘れることがよくある。

 

もっとあからさまな解離もある。伯父の葬式から帰ってきて横になっていたら、半覚醒状態の中で黄色い光が見え、伯父や他の人の声がはっきり聞こえてきた。私にとっては幻覚というより自分の脳が2つに分かれた感覚だ。最近よく起こるようになった。

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母もまた、自分の中に架空の他者を住まわせている。統合失調症とはいえ、その幻覚の言うことは整合性があってまるで別人格のようにふるまうので、私は素人ながら解離(症)もあると思っている。

 

子供らも別の世界へ入ってしまったり、記憶喪失のように話を丸々忘れたりすることが少なくない(ASDグレー)。

肉親に解離っぽい人はいても、自分ほど不注意や先延ばしが多い人がいない、それがちょっと引っかかっている。

 

ところがその解離というものの正体、実は神経科学的にはっきり分かっていないようだ。それでいてトラウマや虐待を踏まえた複雑な議論がされているので、私にはむやみやたらなことは書けない。

 

たぶん精神科医にとっても難しい問題で、主治医には何度も上記のような症状を話しているけど、毎回「ADHDはそういうこともある」で片付けられてしまう。

どっちみち過去の出来事が思い出せないから、幼少期にトラウマがあったとしても実証不可能。皮肉なことだ。

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最近の研究や議論の流れを見ると、十数年後ぐらいにはADHDの診断基準が今よりずっと厳しくなるんじゃないかと思う。それにより誤診が減って正しいケアが受けられる人が増えるなら良いことではある。

 

ただ、明らかな認知機能の症状があるのに本当の原因がよくわからない人たちを、医療や支援者はどう扱っていくんだろう。自分は初めて精神科にかかってから20数年、医師が変わる度に診断名が変わったから、そのもどかしさを体感してきた。

 

去年は、自閉スペクトラム症ASDと併発する"ADHD"が単体のADHDとは別メカニズムだという説もあった。私はASDグレーなので、万が一「ASD特性を持つADHDはADHDではない」という話になれば、どちらの診断からも外れてしまうだろう。心配なことが色々ある。

 

結局、本当に生まれつきのADHDかどうかは確信が持てなかったけれど、なんとなくかかりつけ精神科を変えるか、セカンドオピニオンを受けた方がいいような気がしてきた。

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