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2023年6月

2023年6月22日 (木)

脳波は異常なし

コンサータ、ストラテラ調整後の体調以来、コンサータとストラテラを併用したり、ストラテラのみに戻してみたりしたけれど、どちらの薬も著しく効くということはなく、言い間違いや喚語困難がちょっとずつ増えている。

先月、主治医の紹介の病院で脳波を取った。
だけど、睡眠時の脳波を取るため寝不足で来てください、という指示をすっかり忘れ、土曜日だったので9時近くまで寝てしまった。

もちろん、検査で寝ようと思ってもぜんぜん眠れない。

ただ、意識が薄れて幻覚がもやもやと現れることは何度かあった。

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結果的に、睡眠時のデータも取れていて、「異常波は測定した限りありませんでした。」と。

実はどこかで、異常波があることを期待していた。

精神疾患や認知症とされていた人が、実は側頭葉てんかんだった、抗てんかん薬の服薬で改善した、という話を何度か目にしていたから。それに10年前は徐波や棘波が出たのと、今年は(側頭葉てんかんの前兆に似た)異臭やけいれんも時々あった。

本当に疑うならてんかん専門医にかかって徹底的に調べるべきだったし、異常がないことを受け入れるしかない。

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結局、診察で近況は思い出せず、コンサータに効果を感じないことだけ話したけれど、またなあなあな感じで同じ処方になった。

まだ、物忘れが戻る治療には出会えていないし、その前に原因もわからない。

最近の研究を調べれば、記憶機能の改善にはやっぱり有酸素運動がいいというので、そこに賭けるしかないんだろうか。
あとは前にも書いたかわからないけど、コレステロールや血糖を下げないと。

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昔や今朝の記憶が残らないことはもうあきらめていて、工夫をしてなんとかやっている。

5年前はぜんぜんこんな風ではなかった。
昨日のテレビの内容を翌日人に話せたし、買うべきものはメモがなくても覚えられた。

何より、頭の中がもっと連想やアイデアでいっぱいだった。
今よりずっとのんびり暮らしていたのに。

あと5年経ったらどうなってしまうのか、怖くて仕方がない。

2023年6月 8日 (木)

言葉の代わりに画像で考えるようになった

半月前に入院した母、パーキンソン症状は続いているものの、微熱や食欲不振は回復したようで、来週やっと面会できる。

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私の方は、薬の調整がうまくいきそうで元気にはなったけど、「言葉で思うこと」がうまくできない。

間違った言葉ばかり発してしまうし(錯語)、言いたい言葉が5秒以上出てこないことも多い。

あるいは、静かに目を閉じている時、数年前は4、5 分の間でも色々な連想が広がったのに、今はただただ〈無〉だ。

この文章も書きたいことを考えてから書いているわけではなく、短文を何日かかけて継ぎ足している。

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その代わり、最近は〈画像〉でものを考えるようになった。

前は言葉で処理していた「段取り」「知識」「推論」などを、一連のスライドのような形で思い浮かべるのだ。

それは、病気や怪我で高次脳機能障害を負った人が、代償機能として別な能力を使うのにも似ている。

……

最近は、色々なことをかなりリアルにイメージできるようになった。ただ、リアルすぎて、実際起きてない現象を事実と混同してしまう(例えば、通帳を外でなくしたという偽記憶が生じた)。

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去年に比べて、確かに記憶力は良くなった気がする。忘れていた昔のことも、視覚的に想起できるようになった。

でも、良くなったのは言語と動作以外の記憶だけ。エピソードはもちろん、長年積み重ねてきた知識まで思い出せなくなってきて、今は幼児程度の情報量しかないような感じがする。

中年の今がこの状態なら、5年、10年経った時に自分はどうなってしまうのか。

もう、衰えた認知方法はあきらめて、画像思考・画像記憶という、新しい認知方法で生きていった方がいいんだろうか。

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