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2023年3月

2023年3月26日 (日)

コンサータ増薬で逆効果??

コンサータを足してから最初の受診。前回書いた眠気や無意識行動のことは話さず、物忘れがあまり変わらないことを話した。

この薬はやめてもよかったし、ADHDとは別にある、健忘の原因を探したいと考えていた。

ところが医師は、2倍に増やしましょうと。

しかも最大4倍までできると言うので、びっくりしてしまった。

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しかたなく2錠にしたら、4日目で堪えられなくなった。

うたわれる効果と逆に、眠気とやる気のなさが倍増。

仕事中に何度も意識が遠のき、幻視とも夢ともつかないものを見てしまう。

覚醒していても、まるで夜中に起こされた時みたいに、心身が思い通り動かない。

なぜか人とも話したくなくなった。

家族に近づかれても「来ないで!」と思ってしまう。

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そこで試しにコンサータを飲まなかったら、さらにだるすぎて業務どころじゃなかった。

今は自主的に1錠に戻して、かろうじて一日過ごせる。

いったい何が起こってたんだろう。

私はうつ病や統合失調症のような症状を持っているから、合併症のないADHDとは何かが違うのかもしれない。

あるいは、他の薬との飲み合わせが悪いのかもしれない。

どの薬も、効果が切れた時の不調が処方される前よりひどいから、簡単にやめられない。それが悲しい。

良いことと言えば、酒を飲みたい気持ちがなくなった。

字が少しきれいになった。それくらいか。

2023年3月14日 (火)

母の統合失調症?+何か(1.5)

前回(1)の続きの前に、今のことを書こうと思う。

母は今、遠方の実家で独り暮らしをしている。
記憶力・見当識は年相応よりやや劣る程度で、私よりちゃんとしてるくらいだ。

ただ、体幹がS字フックのように曲がっているし、錐体外路症状といって手足が震え、小刻みにしか歩けない。
昔の薬の後遺症と、今の薬の副作用とされている。

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そして妄想もかなりエスカレートした。
三十数年前は浮気疑惑のようなありがちな妄想だった。
それが今は「組織に命を狙われている」「大災害が明日にも来て死ぬ」と信じている。
幻覚も声だけでなく、人の出入りや揺れまで感じている。

意外と本人はケロっとしていて、壮大でおぞましいストーリーを淡々と話す。

問題は、母が電話魔でたくさんの人を振り回していることだ。
ただ、最近はほとんど聞き取れないし、意味も通じない。

薬はあまり効かなくて副作用ばかり。
運動系のドーパミンは明らかに減っているのに、思考はフルスロットル・ノンストップで、どこからそんなに燃料が供給されるのかと不思議でしかたない。

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私は、10年以上前からこう考えてきた。

母の「統合失調症」はサブ的なもので、未診断のもっと根本的なディスオーダーがあるんじゃないかと。
この病気のことを調べていても、母に当てはまらない部分が多すぎるからだ。

一つ思うのは、母が他者をコントロールすることに快を感じているように見えることだ。
母の症状の先にはいつも、"誰かに訴える"、"満足するまで訴え続ける"という行為があり、若い時からその気はあった(でも、私は記憶を喪失しているので具体的にはわからない)。
だとしたら、幻覚や妄想を抑えれば治るようなものじゃないと思う。

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私は、母の周りでは唯一反抗的だ。
昔は言いなりだったけど、それではこちらが壊れてしまうのでやめた。
そのせいか、母は私の言うことを何一つ認めないし、思い通りにならない時はしつこく迫る。

最近は、「災害が来るから絶対実家に来るな」と言われる。
アポなしで行ってもすぐに追い出される。
干渉されないのは助かるけれど、トラブルに対応できなくてもどかしい。
この先どうすればいいんだろう。

2023年3月 6日 (月)

2度目のコンサータ/勝手に動く自分

〉〉過去記事:コンサータとリタリンの思い出

4年前、短期でやめてしまったADHD治療薬コンサータを、1月下旬からまた処方された。

前回は、動悸と効果切れ時のうつ気分に耐えられずやめてしまった。

今は、精神科で登録しないと処方されないようだ。

まずは明らかに変化したことを書きたい。

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・眠気が解消した
 日に何度も襲ってきた眠気がなくなった。
 ただ、疲労度は変わらない。夜には眠気が戻り始める。

・買い物で購入を迷わなくなった(衝動買いもする)

・細かいことを気にしなくなった(大雑把でもある)

・コーヒーを飲みすぎなくなった

・食欲が減った(効いている間限定)

・動悸はなく、うつ気分も少ない

肝心のやる気と集中力は変わった気がしない。
もともと、ストラテラ(アトモキセチン)という薬を飲んでいるからかもしれない。

※コンサータがどんな薬で、ストラテラとどう違うのかはこちら(日経)

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しかも薬との関係は不明ながら、うっかりがよけいに増えてしまった。

・「今日は何曜日?」と聞かれて「火曜日」と答える。
 その自分の声を聴いて自分がびっくりする。本当は日曜日なのに。

・錯語。「ごちそうさま」に「おかえり」と言ってしまう。

・持ち物をどこに置いたかわからず、日に何度も探し回る。

・先週まで難なくやっていた仕事を、違う手順でやってしまう。

・時間が3倍速く過ぎて、なぜそんなに時間が経ったのかわからない。

一見、ADHDの症状にも思えるけれど、私にとっては「知らないうちにもう一人の自分が体を動かしている」状態。

去年、仕事で緊張を長期に強いられた時も、そんな状態になった。>>過去記事

どこか母の病気(統合失調症の作為体験)にも似ている。

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それは症状自体の悪化なのか、薬の影響なのか、だとしたらどの薬の影響か。

私の仮説というか妄想では、大脳基底核にある"線条体"という部分がカギを握っていると思う。
報酬系、運動制御、手続き記憶(自動的な動作の記憶)などを司る部位だ。

線条体とその周りは、ADHDにも、統合失調症にも、他の悩み=社会不安や運動音痴にも関わってくる、重要なエリア。
でも、その内容を文章にまとめるには頭がぼけすぎて断念した。

正解は、薬の調整を続けるうちに見えてくると思う。
ついでに、ADHDだけでは説明できない病の正体がわかればいいなと思っている。

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