言語的エピソード記憶が出てこない(2)
「リエゾン」というドラマを観た。
ADHDの女性研修医が、ASDの児童精神科医のもとで奮闘する話。
少なくても一昨年はそうじゃなかったから悲しくなった。
耳から聞いた音声が、壊滅的に覚えられない。詳しくは>>
今年は読み書きした内容や、思考までも忘れるようになってきた。
それから、時間感覚がさらに早くなった。
何をしたかは残らなくても、見た光景はわりと鮮明に残っているから、「ついさっき起きて天井を見てたのに、もう昼食?」と、時間がワープしたように感じるのだ。
とても悲しい。
自分がすでに、死んでしまったかのような感覚に陥る。
少なくても幼年期、青年期の私はもう存在しない。
同じように、今とこれからの私も消えていく。
それは生きているって言えるんだろうか。
去年、テレビで見た、脳炎で高次脳機能障害を患った女性は、数秒しか記憶が持たないから、あらゆることを紙に書きつけていた。
毎日、書いたことを整理するのに2時間。それでも明るく暮らしていた。
そういう大まかな話は、何かの連想でふっと出てくる。ただ、任意に思い出せないし、今年見た番組なんかはもうだめだと思う。
……
私も音声に関しては、すべてを書きつけないといけないレベルに至りつつある。
主治医は物忘れの原因が発達障害だと信じ込んでいるから、いまだに精密検査をしてもらえない。
ならどうして、視覚記憶などはそれほど衰えなくて、音声と言語だけが衰えていくのか?と聞きたい。