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2022年9月 1日 (木)

記憶ができる部分と、できない部分

前回に引き続き。
視覚に限って言えば、今日の記憶も過去の記憶も、かなり詳細に思い出せるようになった。

ほんとうにどうしてかわからない。

かたやエピソードは・・・・・・昨日のことなんてもう、何年も前のことのような気がしてくる。

誰々に会って、笑ったなとか、恥ずかしかったなとか、そういう感覚は残っている代わり、

「何と話したか、何と言われたか」という記憶はたぶん、一生覚えることができないと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・

障害者職業センターで作業をしている時も、新しい指示が加わると、5分後にはもうそのことを忘れていた。

正確には、指示が出る前の作業と混乱してしまう。

PC画面と書類を交互に見て訂正箇所を探す作業。
二回確認しても見落としが出る。
ものさしで読むべき行をおさえると見落としが減った少けれど、こんどはボタンの操作ミスで失敗。

職業センターの人には「焦らずにやればできるはずなのにね」と言われる。
私も焦らずにやりたい。
けれど「どの順番で、どこを見たか」という履歴にあたるものが、数秒も頭の中に残らないのだ。
だから焦ってしまう。

前は難なくできたことなのに、とても神経を使う。
そのせいかわからないけれど、次の日は起き上がれなくてセンターを休んでしまった。

Pbs058

現在の私はある意味、記憶力がよくなった部分と、壊滅的にだめな部分が同居している。

それを、今後の生活や仕事の中で果たして理解してもらえるだろうか。
この症状につけるタイトルもないのに。

ただこれは、自分にとっても、同じ症状の人にとっても、希望が持てる現象ではないか。
年齢を重ねても、一部の脳神経は発達する可能性があるということだから。

それを信じて、まだまだトレーニングを続けていこうと思う。

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