視覚記憶が戻ってきた/精神障害者保健福祉手帳の交付
8月に入った頃からか、過去の光景をフラッシュバックのように思い出すことが増えた。
それが徐々に増えていって、最近は20年前、30年前とたくさん光景を思い出すことができるようになった。
5、6月頃は今朝のことすら思い出せなかったのが嘘みたいだ。
だから、洗濯物を2日放置するとか、火事を出しそうになるとか、といううっかりは減った。
とはいえエピソード記憶は失われたままで、今日誰とどんな会話をしたかとか、何を思ったかとかいうことはほとんど思い出せない。
これは、回復というよりは、衰えたエピソード記憶を補うために、別の脳部位が再発達したということではないかと思う。
関連があるとしたら、ストラテラ(ノルアドレナリンを整える)を増薬して、ジプレキサ(ドーパミン・セロトニンを整える)を少量足したこと。
そのためかもしれないけれど、睡眠時のトラブルが減り、夢をたくさん見るようになったこと。
他にも、行動記録を書いたり、字をたくさん書いたり、散歩やフィットネスをしたり、今までより多く刺激を与えたつもりだ。
記憶が出てこないと、ものすごく不安になることもわかった。自分が生きている、何十年もつながっているという実感が無くなる。
それも、古い画像を呼び出せるようになったことで、まだ忘れていないのだと思えて、少し楽になってきた。
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これをもし、医師の目から見たら、うつ病の一種、更年期、若年性健忘症、などと言われるかもしれない。
物忘れの原因は、過去記事に書いたことを始め、数えきれないほどあるのだ。
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昨日、精神障害者保健福祉手帳を受け取って来た。
申請の時、主治医も役所の人もハイハイ、という感じで、特にそれについて詳しく話さなかったし、自分の診断名などもはっきりわからないままだった。
障害者というアイデンティティができることで、こちらは覚悟をしたり、生き方を考えたりしなければならないのに、なんだか拍子抜けする。