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2022年8月

2022年8月23日 (火)

視覚記憶が戻ってきた/精神障害者保健福祉手帳の交付

8月に入った頃からか、過去の光景をフラッシュバックのように思い出すことが増えた。
それが徐々に増えていって、最近は20年前、30年前とたくさん光景を思い出すことができるようになった。

5、6月頃は今朝のことすら思い出せなかったのが嘘みたいだ。
だから、洗濯物を2日放置するとか、火事を出しそうになるとか、といううっかりは減った。

とはいえエピソード記憶は失われたままで、今日誰とどんな会話をしたかとか、何を思ったかとかいうことはほとんど思い出せない。

Karenda

これは、回復というよりは、衰えたエピソード記憶を補うために、別の脳部位が再発達したということではないかと思う。

関連があるとしたら、ストラテラ(ノルアドレナリンを整える)を増薬して、ジプレキサ(ドーパミン・セロトニンを整える)を少量足したこと。

そのためかもしれないけれど、睡眠時のトラブルが減り、夢をたくさん見るようになったこと。
他にも、行動記録を書いたり、字をたくさん書いたり、散歩やフィットネスをしたり、今までより多く刺激を与えたつもりだ。

記憶が出てこないと、ものすごく不安になることもわかった。自分が生きている、何十年もつながっているという実感が無くなる。

それも、古い画像を呼び出せるようになったことで、まだ忘れていないのだと思えて、少し楽になってきた。

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これをもし、医師の目から見たら、うつ病の一種、更年期、若年性健忘症、などと言われるかもしれない。
物忘れの原因は、過去記事に書いたことを始め、数えきれないほどあるのだ。

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昨日、精神障害者保健福祉手帳を受け取って来た。
申請の時、主治医も役所の人もハイハイ、という感じで、特にそれについて詳しく話さなかったし、自分の診断名などもはっきりわからないままだった。

障害者というアイデンティティができることで、こちらは覚悟をしたり、生き方を考えたりしなければならないのに、なんだか拍子抜けする。

2022年8月 9日 (火)

新たな症状(不安)とフラッシュバック・退行のようなもの

※この文章はマイナスの感情を呼びさます恐れがあるのでご注意ください。

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症状と言っていいのか、今までにない体験をまたしている。
前から時々、睡眠中にパニックを起こし不安になることがあったけれど、それが日中も起こるようになった。
今週などはもう、職業センターにいても、好きな音楽を聴いていても、数分おきに不安が襲ってくる。

昨日、休止していたロラゼパムを頓服として1錠飲んでみた。
不安はいくらか薄れたけれど、夕方になって急に眠り込んでしまった。
本当はあまり頼りたくない。

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もっと真偽不明な話をすると、自我が子供時代に退行している気がする。
前にも古い記憶想起をきっかけにそういうことがあった。

今は特に、何十年も忘却していた
「母親が突然病気になって、まったく別人になったトラウマ」
がよみがえったかのようだ。
エピソードは思い出せないにしても、感覚が小学生の頃にとても近いのである。
その感覚から芋づる式に、様々な光景と、やりきれない感情が浮かぶ。

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私の中には分離不安の記憶が二つあった。一つは先に書いた、母親が発症してしばらく引き離されたこと(>>過去記事)、もう一つは数年前、父をがんで亡くしたこと。

その二つは同じカテゴリに入っていて、どちらも私はなんでもないようにやり過ごしたけれど、今になってその寂しさの塊が押し寄せてきたように思う。

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これは果たして人の心理にとって、良いことなんだろうか。

非科学的な言い方をすれば、さびついていた感情の回路が治療によって復活したのかもしれない。
思い出しても、自分なりに折り合いをつけられれば、結果オーライなのかもしれない。

だけど今のように不安が続けば、また心身の症状が悪化してしまう恐れもある。

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精神科医に話せばいいんだろうけど、何か言えばすぐ薬という先生だから気が引けるのだ。
もちろん、トラウマティックなできごとについて話したこともない。

とはいえ今日も堪えられず、ロラゼパムを半分に割って飲んでみた。

そして、実家の母に電話をした。

いつも嫌々電話を受けているくらいだから「どうしたの」と珍しがられた。

5分くらい理解不能な話をされたけれど、元気そうだった。

そして、これを書いたことで少し動悸が落ち着いた。
いずれカウンセラーに頼るとして、セルフヘルプを手探りで進めようと思う。

2022年8月 4日 (木)

他人の靴を履いてきてしまった

職業センターには週二回通っている。
講座で発言する機会が度々あるけれど、考えるより先に声が出てしまう。

それで変なことしか言えないから恥ずかしくなってしまい、他の受講者に声がかけられない。
今週はコロナ対策で休んだら、どこかほっとする気持ちもあった。

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別件で先日、靴を脱ぐ施設に入った時、他人の靴を履いて出てしまった。

メーカーも素材も履き心地も違うのに、三日間気づかなかった。

しかも玄関で「なにか違うな」と思ってから、3分くらい自分のじゃないとわからなかった。

大急ぎで間違えた場所に電話して預けてきたものの、主も自分の靴も見つからず。

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だからやっぱり、まだ働けるレベルではないと考えている。
もちろん原因も、本当にふさわしい病名もわからない。

 

私が考えている原因は、ストレスか物理的かはわからないけれど、医療福祉の仕事をしていた頃に脳神経に炎症が続き、組織が壊れるなり変性するなりして、それをまだ引きずってるのではないか、ということだ。

あの時は本当に重労働+ハラスメントがひどくて、職場でも家でも何度か、意識が遠のきそうだになった。

今思えばなぜすぐに辞めなかったのかわからない。あの時すぐに養生していれば、違ったかもしれない。

とにかくうまく動かない機能のリハビリを、これも自己流だけど続けていこうと思っている。

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