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2022年6月17日 (金)

地域障害者職業センター/アウトプットが下手な人

今月から、地域障害者職業センターに通い始めた。
まずは心理検査・適性検査が終わったところだ。

ここはもちろん精神のほかに、知的障害・身体障害の人も利用している。
ただ、3回通った感じでは、見た目でわからない障害の人が多いように見えた。

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私の受けた適性検査はたぶん、GATBというもの。
細かい設問は忘れてしまった。

結果は、事務系のスキルが平均より高く出た代わり、計算や図形は平均域かそれより下。そして目と手を使う運動系は平均より2レベル下のランクだった・・・・・・。

先日受けたWAISと同じような傾向(→過去記事)。かなり頑張ったつもりなのに。

それを見て、最後にした業務が全然合ってなかったことを再確認できた。
せめてコミュニケーション力や、自己管理力があればよかったけれど、私の場合それも伴わない。
インプットが正しくできたとしても、アウトプットがダメダメで、前職場では「普通のことができない」「手を抜いている」「知ったかぶりをしている」などと評価されていた。

Photo_3

別の検査ではエゴグラムをやって、なんとAdapted Child(従順な子供)が満点だった。
もちろんFree Childの項目は低い。
担当者(心理士?)は、それがストレスのたまりやすさと関連していると分析していた。

身近な人達に理解されていると思えていない。母親、医師も含めて。
自己肯定感もつねに低くて、人の言いなりになってしまう。
アウトプットが下手だから理解されなくて、理解されないから自己肯定感が上がらない・・・・・・というループ。

この点については、自分ではどう解決していいかわからない。

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発達についての設問用紙も、意外にチェックがたくさんついてしまった。

特に、発達的には視覚の不具合より、聴覚の不具合の方が圧倒的に多かった。
遅刻や忘れ物、モタモタなどのADHD傾向は、この結果説明の日もやらかしてしまったし、疑いようがない。
自閉症傾向はといえば、自分の感覚では強いと言えば強いし、弱いと言えば弱い、やっぱりグレーなんだな、と感じる。

Photo_14

ここまでの感想をひとことでいえば、「職業センターってすごい!」。

病院でもカウンセリングでも、こんな詳しい検査やフォローをされたことがないし、もちろん家庭や学校でこんな話をした覚えもない。
私達の世代、というか私達の親世代はとにかく、教育も、子育ても、仕事観も、精神障害の解釈も、みんな偏っていたから。

今後は職業準備といって、自分に合った業務を見据えていくワークが待っている。
でも、自分のようなアウトプットできない人間が、しかも中年になって知能が衰えた今、凸凹を受け入れてくれる職を見つけられるんだろうか?

担当者さんは手帳の取得とオープン就労をすすめるけれど、ぜんぜん自信がない。

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