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2022年4月 2日 (土)

知能検査の皮肉な結果

通院先で受けたウェクスラー知能検査、WAIS-Ⅳの結果が出た。

数年ぶり、2回目の検査で、バージョンも設問も変わっていた。
知能検査の内容は、本来あまり公にしない方がいいらしい。だから伏せ気味に書く。

受けた人はわかると思うけれど、このテストは知的能力の一部しかわからない。
もちろん、頭がいいか悪いか、発達障害かどうかを判定するものではない。

ただ、能力の凸凹を客観的・相対的に知るという意味では、役に立つ体験だと思う。

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総合的なIQは前回と同じとはいえ、私の場合あまり参考にならない。

なぜなら図のように、上下で29も差があるから。

4つの群指数で最も高かったのが、ワーキングメモリ(WM、作動記憶)。
診断はADHDなのに、何とも皮肉なものだ。実生活では、0.5秒前のことも覚え続けることができないのに。

この矛盾はなぜかと考えた。

検査で用いるのは主に、聴覚的なWMだ。私は昔から、耳から聞いた言葉や記号を文字化する(詳しくは→)。
今回も自然にそうしていた。
それはたぶん、検査室という場所だからできることであって、日常場面のような視覚情報や声のあふれた場では"干渉"を起こしてしまい、WMが働かなくなってしまうんだと思う。

だから、WMの値が飛び抜けて高くても、あまり嬉しくはなかった。

Isu

ついで高かったのが言語理解。これも意外な結果だ。
この検査には、ストーリーを組んだり、エピソードを話したりする課題はない。
だけどもしそれを調べたら、言語能力はそうとう低く評価されるはずだ。

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そしてワーストは、主に視覚を使った"処理速度"と"知覚推理"。
物をパっと見て、すぐに判断して、すぐに動く能力はもともと低いし、今はさらに低くなっている。

処理速度は次回に書くとして、知覚推理(Perceptual Reasoning)は、受けた時の感覚でも前より下手になっていた。

複雑な情報の整理や、法則性への気づき、問題解決。
低い、といってもボーダーには達している。
ただ、自分の中ではめいっぱい集中して、少しでも早く、正しく、を心がけてやったつもりだ。

きっと仕事の時と同じように、思いのほかミスをしていたんだろう。
我ながらやるせなかったし、心理士の書いたコメントが辛辣にすら感じた。

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WAISと発達障害との関係を検索してみたものの、凸凹のパターンは人によってまちまちで、何の診断だから何が高い(低い)というものはなかった。

ただ、この凸凹が大きいと、やっぱり生活の不具合は生じる。

前のWAIS-Ⅲは別のクリニックで、下位の十数項目の結果も見ることができた。それは4つの群の内部でも、さらに凸凹していた。
例えば、視覚か聴覚か、具体的か抽象的か、手を使うか使わないか。

今回も詳細がわかれば、もっと自己分析ができるんだろうけど。

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