認知力の低下、そのしんどさとあがき
前回書いた、人生で一番合わない職場に移って数週間が経った。
業務は毎回ほとんど変わらないのに、どうしても覚えられないし、数字や記号を間違えてしまう。
上肢の筋肉痛、手指痛がずっと続いている。立てない時もある。
例によって証拠はないけれど、今までも大掃除や腕を上げ続ける作業の後にボケてしまったので、腕、肩と認知機能には何らかの関係があるように思える。
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前々回書いた、視覚の暴走はまだ続いている。
- 自転車に乗っていて、車や人にぶつかりやすくなった
- 眼を閉じると、まぶたの裏に光る無秩序な形が飛び回る
- 気が付くと不要なものを手に持っている/持っていたはずのものがない
それから、
- 人に話しかけられた時、言葉が数秒~数十秒間出なくなった(喚語困難)
- 「行ってきます」といわれて「失礼しました」と答えるような、言葉選びの間違い(錯語)
- 紙や硬貨のような細かいものを拾えなくなった(特に左手)
病変がないとすれば、パソコンのように、バックグラウンドの処理が多すぎて、必要な認識が遅くなっているのでは・・・・・・
と自分では考えている。
ここまで打って、頭の中がまたブランクになった。
前の部署で接していた、認知症初期のおばあさんがよく嘆いていた。
「頭の中が、おかしくて、つらいの。助けて。」
その気持ちが、今はとてもよくわかる。
自分が自分でなくなっている感じ。思ったはずなのに消えてしまう思考、
何をやっても言うことを聞かない口や手足。
そのしんどさはうまく言葉にしづらい。
だけど言葉にしなかったら、周りの人も専門家にも誰にも伝わらないまま、独りで苦しむだけだし、後々振り返ることもできなくなってしまう。
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ちなみに神経内科は11月にMRIを撮ったきり、行くのを忘れているうちにタイミングを見失った。精神科は予約を度忘れしてしまう上、行っても何を話すか忘れて無難なことしか言えない。
というわけで、医師に助けを求めることもできない。
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幸い、私の心身の変調には波がある。
確定されていないけれど、突然うつに入るスイッチがある。
いちばんどん底の時は言葉も書けなくなるけれど、その波は今まで必ず、上に向いてきた。
だから今度も、頭のビジー状態が落ち着き、上に向くと信じている。
良いこともあった。
なんと、週3~4回の肉体労働のおかげで腹筋が割れ始め、腕を曲げなくても力こぶがわかるようになったのだ・・・・・・
ささやかながら、継続は、何らかの形で力になっている。
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