続・忘れてはいけないことばかり忘れる人
記事を完璧に書いたところでまた、全消ししてしまった。
…
例えば朝起きて窓の外を見て、
「今日は雨が降りそうだから傘を持っていこう」
と考えたら、普通は折り畳み傘をかばんに入れるだろう。ところが、私は必ずと言っていいほど忘れる。
ずっと、うっかり屋だからだと思っていた。
本当は、傘を忘れてずぶ濡れになった経験を無意識に思い出し、頭の中のスポットライトを暗くしてしまうのだと思う。
今まで何度も忘れた用件を記録で見返した時、失敗体験の強い用件ほど繰り返し忘れていた。
何十年も前からなのに、そのことにすら気づいていなかった。
まるで自分の中に、いたずらな悪魔が住んでいるかのようだ。
私がエピソード記憶を思い出せないことにも関連しているのかもしれない。
負の体験を想起する時に、何か抵抗力が働くのかもしれない。
「傘を忘れてずぶ濡れになった」エピソードを、意識上では忘れたとしても、傘のことを考える時に、嫌な感情は呼び起こされる。
だから、傘を棚から取り出してかばんに入れる、という1分もかからない作業が、おっくうに感じられて、体が動かないのではないかと考えている。
心理学や精神医学ではこれに似た概念がたくさんあるけれど、主治医に見つかるとまずいので出さないておこう。
↓これも、同じジャンルの用事で繰り返しているうっかり。
では、このブログやTwitterを最近ひんぱんに更新できるのはなぜか。それは負の体験がないからだ、と考えれば合点が行く。
いいねの数を気にしたり、不快なコメントに悩んだりしていないからだ。
この視点で、もう少し自分を振り返ってみる。
まだ続く
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