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2021年8月 4日 (水)

脳波に出る生きづらさ

発達障害や繰り返す認知、精神の不調。

それは基本、性格や育て方の問題なんだろうか?

そうではない、と反論できる材料が一つある。

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脳波に少なくても2回、異常波が出た測定部位。

言語系の記憶や話すことに関わるエリアだ。

幼少時から一番辛さを感じてきたスキルと合致するのである。

ただ、てんかんかどうかは4回受診して3回断定されず、候補から外れていた。何十種類もの薬を試してきたのに、抗てんかん薬だけはまだ使ったことがない。

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脳波について調べていた時、"ランドウ・クレフナー症候群"という難病を知った。

ひじょうにまれな難病なので当然該当はしない。

ところが自分は、その疾患をきれいに薄めたかのように、所見や症状の出方がよく似ている。

程度は違っても、障害されている脳部位が近いのではないだろうか?

悲しいのは、脳波の問題があっても、よほどの専門医にあたるか、研究対象にでもならない限り、論文で見るような精密検査を受けるチャンスはないことだ。

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小さな救いもある。

今、高次機能障害の患者さんに間接的に携わっている。左半球の脳卒中で失語症や発話不能になった人が、訓練を経て、少しずつコミュニケーションを取れるようになっていく。

特に4、50代の人は身体も含めて回復がめざましい。ボディランゲージや視覚言語などの残存機能をうまく使っている。

彼らがとても他人とは思えない。

自分も生まれつき(あるいは幼児期のどこかで)左半球の一部が機能低下し、それを補うために他の部位が発達したのではないか?

誰もそうとは言ってくれないし、調べてもくれないけれど、

将来、献脳をして何かが見つかった時は、このブログが証人となってくれるはずだ。

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