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2021年8月

2021年8月29日 (日)

どんどん悪くなる認知機能

今回ははあまり楽しくない話。

やることリストが59個もある。

今日は朝から1つ1つ片付けようとしている。
ところが、必要な請求書や証明書やらを探すだけで時間を取られてなかなか進まない。

その間にも汚したり、ばらまいたり、人に何かを頼まれたり、で時間を取られる。
3個済んだら、5個増える、という風に、次から次へとやることがたまっていく。

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人の言葉を聞きながらものを読んだり書いたりすることは、ほぼ不可能になった。
表したいことを(話し)言葉にしたり、意識的な動作に表したりするのを、何度も何度も間違えてしまうんだ。
「クーポン」を「レポート」と言ったり、飲むべきものを流しに捨ててしまったり。

ラジオや人の声を聴きながら文章を打つことはできないし、文字を読みながら人に話しかけられると、無意識に答えてしまって、後でなんて答えたか全然思い出せない。

何かを思い出して、忘れないようにとアレクサに呼びかけても、「アレクサ、・・・・・・・」
それ以上出てこない。

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ある作業をやったのか、やってないのか、も自信がなくなってきた。
特に過去に何度もやっている作業の場合、一か月前にしたのか、昨日したのか、わからなくなってしまう。

ところが不思議と、絵や音楽や単純作業など、非言語的な処理はほとんど前と変わっていないのだ。
言い換えれば、言語・エピソード・時間処理がかかわる処理だけが弱くなっている。

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ちなみに最近気づいたのは、左側への不注意だけでなく、「右後ろ」に対する不注意も多いことだ。
半側空間無視(失認)の場合はどうなのか、ググったけれどわからない。

半側空間無視(失認)の場合は、見えていること自体が意識できないが、私の場合は左側(右後ろ)にある物の存在はわかっても、それに対する注意がそれてしまう。むしろ、エイリアンハンド・他人の手徴候の感覚に近い。

脳の左右だけでなく、間をつなぐ"脳梁"に目を向ける必要もあるのかもしれない。

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本当はこんなことも書いてる場合じゃない。
だけど、書かないとそれ自体覚えておけないから。

2021年8月 4日 (水)

脳波に出る生きづらさ

発達障害や繰り返す認知、精神の不調。

それは基本、性格や育て方の問題なんだろうか?

そうではない、と反論できる材料が一つある。

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脳波に少なくても2回、異常波が出た測定部位。

言語系の記憶や話すことに関わるエリアだ。

幼少時から一番辛さを感じてきたスキルと合致するのである。

ただ、てんかんかどうかは4回受診して3回断定されず、候補から外れていた。何十種類もの薬を試してきたのに、抗てんかん薬だけはまだ使ったことがない。

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脳波について調べていた時、"ランドウ・クレフナー症候群"という難病を知った。

ひじょうにまれな難病なので当然該当はしない。

ところが自分は、その疾患をきれいに薄めたかのように、所見や症状の出方がよく似ている。

程度は違っても、障害されている脳部位が近いのではないだろうか?

悲しいのは、脳波の問題があっても、よほどの専門医にあたるか、研究対象にでもならない限り、論文で見るような精密検査を受けるチャンスはないことだ。

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小さな救いもある。

今、高次機能障害の患者さんに間接的に携わっている。左半球の脳卒中で失語症や発話不能になった人が、訓練を経て、少しずつコミュニケーションを取れるようになっていく。

特に4、50代の人は身体も含めて回復がめざましい。ボディランゲージや視覚言語などの残存機能をうまく使っている。

彼らがとても他人とは思えない。

自分も生まれつき(あるいは幼児期のどこかで)左半球の一部が機能低下し、それを補うために他の部位が発達したのではないか?

誰もそうとは言ってくれないし、調べてもくれないけれど、

将来、献脳をして何かが見つかった時は、このブログが証人となってくれるはずだ。

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