利き耳、聴覚過敏、カクテルパーティ効果
何年か前、右耳が「急性低音障害型感音難聴」になったことがある。
急性低音障害型感音難聴: ぶらんくなこころ。2020[発達症ブログ] (cocolog-nifty.com)
早期発見で聞こえは戻ったものの、しばしば、聴覚過敏や話の聴き取りづらさ、右耳の痛みや不快感を感じることがあった。
最近の聴覚検査は正常範囲だったけれど、右耳の痛みや拍動性の耳鳴り、雑音のやかましさなどを感じて、試しに歌の流れるイヤホンを交互に左右の耳に当ててみた。
左耳は歌詞が聞き取りやすく、それぞれの楽器がはっきり聞こえる。
ところが、右耳にあてると、ドラムなのか、シンセなのか、やけに飛び出してノイズのように聞こえ、歌詞もぼやけてしまう。
生まれつき、左耳が利き耳なのかもしれない。(あるいは感音難聴で変わった・・・・・・?)
家には"ノイズカット耳栓"がある。電池を使わないタイプで、7000円近くするものだ。
日によって、声や物音が突き刺さるように聞こえてイライラするので、
これをすると、ボーっという閉塞感はあるものの、かなり楽になる。
仕事中にするのはためらわれて使っていなかったけれど、
どうやら私の場合、右耳にだけはめていれば十分だ。
左右をつないでいるコードを外して、髪で隠せば、つけていることも分からない。
発達障害の特性に、「カクテルパーティ効果が働かない」というのがある。
必要な音、不要な音を取捨選択して、聞き分けることが難しいのだ。
ただ、脳の特性なのか、聴覚の特性なのか、とにかく自分の場合はそれが、右耳由来だということがわかった。
少し調べると右脳型という説もあるけれど、逆に、
左脳にある言語脳は右耳とつながっているから、左耳から言葉を聞くと、認知処理が少しだけ遅れてしまうという話も見た。
たしかにそうかもしれない。手と目は右利きなので、自分の言語脳が右にあるということはないだろう。
とにかく、電話や歌は左耳メインで聞くようにして、会話の時も左耳から聞き取りやすい位置に立つのがいいはずだ。
長年の悩みが一歩前進した気がして、少し嬉しい。