物を忘れるようになって「気」が失われた
体の調子は上向き。水中ウォーキングなど体を動かしたのがよかったのかもしれない。一方、認知力(時間と言語)はどんどん悪くなっている気がする。これを打っていても、次の文章がふわっと思い浮かんでは、もう思い出せなくなっている。
数年位前に「ビューティフルレイン」というドラマがあった。若年性アルツハイマーで記憶が失われていく若い父親の話である。あの苦悩が大げさとは思えないほど身近に感じてきた。だけど私の物忘れ、健忘症なのか、アルコールと薬の後遺症なのかはともかく、ある程度悪くなると当人は現状を認識できなくなって、切迫感を感じなくなってくる。
そう書いている今、病院の受診をほっぽらかしていたことを思い出した。医師に伝えたいけど、どう伝えていいのか文章はまとまらない。思い切って、このブログを見せればいいのかもしれない。脳の画像、どうせ異常はないだろうけど撮ってほしいと思う。
物忘れが進んで以来、単にエピソードが出てこないというだけでなく、毎日の一挙一動において、「あれはどうなったかな」「これは気を付けなければ」という気配り、気遣いができなくなった。「気」、つまり記憶と感情をコントロールする前頭葉の働きが弱っているのだろう。だから、体に染みついた「手続き的記憶」、例えば日常のルーチンは比較的困難度が少ない代わり、イレギュラーな作業は簡単であっても失敗してしまう。例えば外出先で洗面所を使う時など。
特に今は、コロナ対策で「気」をつける点が多いので、「いつ手を洗ったか」などを覚えていられないのは厳しい。
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さっきリモートの仕事に手をつけたら、手がぶるぶる震えて、思う場所に指が動いてくれなかった。このパソコンを打っていてもミスタイプが本当に多い。ふっと中断すると何をしていたか忘れる。こんなんだから、前は10分でできたことも30分以上かかってしまう。
幸い、体力だけは回復している。なんとかこの危機を脱していかなくては・・・・・・!
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