基本の生活と向き合っている
私はもともとたいした仕事をしていないので、自粛前に比べて月々数千円の損をしたものの、家族が家にいることと、ボランティアに行けないこと以外は大きく生活が変わっていない。
ただ、前の職場だったら、こんな時、むしろ這ってでも出なければならなかっただろう。そして来年度には同じ業種に就くつもりだったから、今家にこもっていられるのは偶然の産物だ。
今は先日と一転して鬱傾向で、世間やCOVIDIOTへのぼやきでも書こうと思ったけれど、それはやめて建設的なことを書きたい。
暇な時間が増えたわけでもないのに、布製品を作ってみたり、プランター菜園の堆肥をこしらえたりしている。
誰が来るわけでもないのに、花を飾ったり、洗面所を磨いたりしている。
懐かしいCDを発掘して、やる気を出すために流している。
とりわけ心身が元気なわけではないのに、以前のように家事やTODOを途中で忘れなくなり、全体的に集中力が上がった。なんだか自分が僧になって修行をしているような気分だ。
もしかしたら、限られた空間で生活と向き合い続けることは、精神的などこかしらを向上させるのかもしれない。
たとえば森田療法のように。