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2020年4月

2020年4月28日 (火)

基本の生活と向き合っている

私はもともとたいした仕事をしていないので、自粛前に比べて月々数千円の損をしたものの、家族が家にいることと、ボランティアに行けないこと以外は大きく生活が変わっていない。

ただ、前の職場だったら、こんな時、むしろ這ってでも出なければならなかっただろう。そして来年度には同じ業種に就くつもりだったから、今家にこもっていられるのは偶然の産物だ。

今は先日と一転して鬱傾向で、世間やCOVIDIOTへのぼやきでも書こうと思ったけれど、それはやめて建設的なことを書きたい。

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暇な時間が増えたわけでもないのに、布製品を作ってみたり、プランター菜園の堆肥をこしらえたりしている。
誰が来るわけでもないのに、花を飾ったり、洗面所を磨いたりしている。

懐かしいCDを発掘して、やる気を出すために流している。

とりわけ心身が元気なわけではないのに、以前のように家事やTODOを途中で忘れなくなり、全体的に集中力が上がった。なんだか自分が僧になって修行をしているような気分だ。

もしかしたら、限られた空間で生活と向き合い続けることは、精神的などこかしらを向上させるのかもしれない。

たとえば森田療法のように。

2020年4月26日 (日)

人のストレスが少ない生活

今週はとても体調がよくて、部屋の整理や手作り、単純作業もおっくうではなかった。

薬はむしろ、通院回数と医療費を抑えるために節減してて、抗不安薬もあまり飲まなくなったのに、不思議な話だ。

やっぱり、人によけいな気を遣わないのが良いのかもしれない。対人ストレスに比べたら、孤立や物理的ストレスの方がずっとましだ。

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ニュースを見ていると、人の善意を仇で返す人、苦労している人に追い打ちをかける人、そんな話題が次々入ってきて哀しくなってしまう。

なぜ、他人に(マイナスに)干渉したくて仕方ないタイプの人がいるんだろう(親もその一人)。

数年前に辞めた仕事はキツかったけど、キツいだけなら辞めなかった。「その人がいるがために何人も辞めていく」、そういうストレッサーの存在があった。気が弱い私などは毎回、格好の餌食になってしまう。

もし、今後入ることのある職場なり集団なりに強烈なストレッサーがいたら、どんなにメリットやリスクがあろうとすぐに逃げると思う。

自然の不可抗力による病気でなく、他人の行為によって病気にさせられるのは、もう絶対に嫌だ。

2020年4月13日 (月)

自堕落から抜け出せない

達成感を感じられない毎日。

ダラダラと起きて、ダラダラとネットして、家事をして、時々ダラダラと仕事して、恐る恐る買物して、時々横になって、遅くに寝て、それ以外のことがほとんどできていない。前もそんな日はあったけど、今よりずっと生産的だった。

確かに、家のことを99%やっているのと、腕と目ばかり酷使してることで、前よりずっと疲れやすくはなった。

これだけ時間があるなら、体を鍛えたり、手作りをしたり、新しいスキルを身につけたり、もっと有意義に過ごせそうなものだけど、その気力が出てこないというか、意識のどこかがつねに感染症(とそれに伴う生活上の変化)に向いていて、集中できない感じがする。

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以前は、そういった問題の一番の解決が「外に出ること」「新しい刺激を得ること」だった。

それができなくなったことで、心のバランスは悪循環から抜け出せずにいる。明日こそはちゃんとやろう、と思っても、まただめだった、の繰り返し。不登校だった頃や、ひきこもっていた頃のパターン。

じゃあ、どうやってそれを抜け出せたんだろう、と頭をひねったけれど、思い出せない。

やっぱり新しい刺激、例えばカウンセリングとか、新しい環境とか、新しい人間関係だろうか。

・・・・・・・ぜんぶだめじゃん。

2020年4月 8日 (水)

心にも疾病予防策を

【解説】 新型コロナウイルス、心の健康はどう守る?

というBBCの記事を見つけた。

SNSをはじめとするさまざまな情報との付き合い方。

自分もまた、ネット情報に振り回され、一時は睡眠不足になった。前述の通り記憶力は落ち、視力もぐんと悪くなった。

非常時の私はたいてい軽躁になる。火事場の馬鹿力じゃないけど、変化に対応するため、心身が臨戦態勢になるのだ。ただし、経験的に、そのしばらく後にくるのは重い鬱転。それを防がないと、下手したら感染症以外で入院になってしまう。

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昨日までは、目まぐるしく予定が変わったり、仕事が減ったり、地域の施設や店が閉まったりで、つねに携帯をチェックしないといけなかった。感染よりそっちの方が不安だった。だけど、後はもうやるべきことがはっきり決まっているから、緊急事態宣言が出た今の方が肩の力が抜けている。LINEも昨日までが嘘のように来なくなった。

もともとがひきこもり体質で貧乏性。旅行もジムも映画も飲み会もめったに行かない。だからこの2ヶ月、遊べなくて辛いというのはなかったし、日が経つのも本当に早かった。

あまり人の役には立ってない感じがあるけど、今、家にこもることが人のためになるなら、爪に火をともしてでもこもろうと思う。

あと、ネットのやりすぎは、端末の寿命も縮むし、電気代も食うし、目やメンタルにも悪いから、今日からはほどほどにしようと思う。

2020年4月 5日 (日)

あいうべ体操で笑顔をつくる

3年くらい心がけていて、しょっちゅう忘れてしまう「あいうべ体操」というのがある。

口の筋肉を動かして、口呼吸を鼻呼吸にシフトできることがうたわれている。
アレルギーで鼻とのどが弱く、活舌の悪い私にはよいエクササイズだと思う。
鼻呼吸が身につけば、病原体を口から無防備に吸い込んでしまう可能性も減る。
外ではできないけど、家にいることが多い時期にはちょうどいい。

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そして、「い」の体操の時に笑顔になることも大事だと思う。
このご時世、会いたい人に会えず、暗いニュースばかりで、笑顔が失われていくのは心の健康にもよくない。

昔の心理学者、ウィリアムジェームズの言葉、

We don’t laugh because we’re happy – we’re happy because we laugh.

楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。

を実践したい。


あいうべ体操、トンデモ医療というほど怪しくはない。続けても損することはないので、試しにご検索を。

 

トップ記事 →今までと違う世界で生き延びる

2020年4月 3日 (金)

啓発デーとカミングアウト

春は双極性障害デー、発達障害啓発週間、統合失調症デーと、自分たちに関わる啓発デーが続く。

私はネット以外では発達障害のことを内緒にしている。親の疾患もごく少数の人しか知らない。とはいえ症状は隠せないから、陰で色々なことを思われていても仕方ない。ちょうど更年期やPMSの症状と似ているので、実生活ではそれを言い訳にしてきた。親のことも「歳でボケてしまって・・・・・・」とごまかしている。本当は理解してほしいと思いながら。

医療に対する世の知識不足や思い込みは恐ろしい。たとえば新型コロナでは、差別ともいえる不当な扱いがあちこちで起きている。医師や看護師、その家族が地域で疎まれたり、感染者の個人情報がSNSで探られたり。特定の職業の人が公的な補助を受けられなかったり。

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私から見ると、差別をする人には「自分はそうなりたくない」みたいな感情があるんじゃないかと思う。

かといって、正しい知識を話そうとすればうんざりされるかもしれない。私も正直「ハートネット」のような番組はあまり見たくないから。あるいは当事者同士で分かり合おうとしても、深刻度の違いですれ違いが起こり得る。

どの疾患にしても、<軽視されすぎ>も<怖がられすぎ>も当事者にはつらい。有名人がカミングアウトしてくれると敷居は少し低くはなるんだけど、個人での啓発というのはなかなか難しい。

2020年4月 1日 (水)

メリハリのある、非常識な生活を

>>今までと違う世界で生き延びる

 

この1か月半で、忘れ物が本当に多くなった。クリニックの約束、生協の発注、支払いのしめ切り。
どれも時間管理に関することで、気を付けていてもふっと抜けてしまう。

これは今に始まったことではなくて、在宅の仕事でこもっていた時もそうだったし、もっとずっと前、一日の大半を布団で過ごしていた頃もそうだった。

退職したサラリーマンや入院した高齢者が、早くに物忘れしやすくなるというのもわかる気がする。

外出禁止がもっと厳しくなれば、認知症や筋力の衰えといった症状も増えてしまうだろう。「出歩かないこと」「人と会わないこと」は、脳が弱い系の人間にとってなかなかシビアな問題だ。

たとえ籠城していても、生活リズムを守り、ルーチンの作業をこなし、定期的に連絡をし、メリハリのある生活をすることが私達には必要だと思う。

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そして心から願う。これからは誰もがプライドにとらわれず、常識をひっくり返してほしいと。

というか、海外のケースと今後の試算を見る限り、「2019年までの常識には戻れない」と思った方が賢明だ。

自分にはただでさえ生きづらい世の中だったけど、これから始まる世界にも工夫をこらして適応していきたい。

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