16→17
病院で、頭の中のことを書き出すことは先生に良いことだとほめられた。
そうしてるうちに考えがまとまってくるだろうと。
まだまとまりそうでまとまらないけど
食欲や睡眠もだんだん戻ってきた。
…
私みたいに過去の具体的エピソードを失っている人間は
自分史の代わりに架空の事物をつづっていくしかない。
その代わり、その"夢日記"の端々には確実に生きた証拠が残るはずだ。
2ヶ月ほど無駄にしたけど、空想の世界に行ってきてよかった。
普通に2ヶ月過ごしてたら味わえない喜びや発見があった。
(もちろんそれも過去のどこかで経験した記憶の組み換えで…)
しかも不思議と、リアルな生活にも多少のメリハリが感じられるようになった。
ちなみに、リアルな暮らし…人に見せられないくらいわびしい。
たぶん来年からもっと厳しくなるなぁ。