痩せこけた母
久しぶりに母に会ったら、骨と皮だけに痩せこけているので驚いた。
「最近計ってないけど前、48kgだったよ」と言っていたけど
どう見ても45kg切ってると思う。
中度の統合失調症を25年近く患っていて、
副作用や何かで体が曲がったのでリハビリに通っている。
今日会った時は元気に歩き回って料理もしててホッとしたけど、
病院までは車いすで行っていると言っていた。
「水道に毒が入っているから飲まないで!」と念を押され、
地元からミネラルウォーターを持っていかなければならなかった。
当然お風呂に入れないから泊まりはダメ。
自分が糖尿病だと思い込んでいて、砂糖の入った物を一切食べない。
そんな風に、妄想と強迫症状が多くて、一度できないと思い込むと
いつまでもいつまでもある行為だけをしなかったり、
逆にある行為だけを何十分もやめなかったりする。
でも母の会話力と記憶力は私なんかの数倍まともだった。
私も昔を思い出そうとアルバムをぱらぱらめくったけど
写真の中の自分は他人みたいで、ほとんど思い出せない。
・・・発症する前の26年前の母の写真は、小綺麗で、表情豊かで、
おぼろげな記憶の中でも 多趣味で社交的で自慢の母だったと
いう印象があって、
発症してからのことを思うと、哀しくなってしまった。
彼女も私も、なりたくてこんな風になってしまったわけじゃないんだ。
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まだ還暦なのに、70代後半のような風貌になってしまった母。
はたから見れば非現実的な妄想だけど、本人の心の中はつらいんだ。
解決できるなら早く楽にさせてあげたい。
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