音楽が悲しみに気づかせてくれた
遠方に住む祖母が99で他界した。
重い認知症で寝たきりながらも、たくさんの親族に支えられていて、
父も大往生だねと言っていた。
しかし私は高熱でお別れにいくことができず…
布団の中で祖母の記憶を探したが、
いくらがんばっても顔写真しか浮かんでこなかった。
悲しいことだと頭では理解してても、どういう気持ちをもてばいいかわからなかった。
珍しく昨日今日と、ささいなことにイライラして、
ビンやナイフを何度か床になげつけた。
気を鎮めようと、ロイヤルウェディングで歌っていた
聖歌隊のCDがあることを思い出して、レクイエムをかけたら涙が出てきた。
祖母のことを考えたのかどうかは自分でもわからない。
でもこれが悲しいという感情だと気づいた。
祖母に感謝したくなった。
私の父を産み育ててくれたこと。
私が小さい頃、母の代わりにお世話しに来てくれたこと。
今日感じたことも、また忘れてしまいそうだけど、
そんな時はまた音楽をかけようと思う。
« 人生でいちばんボケてた日 | トップページ | 気持ちはやっぱり隠せない。 »
「過去や家族のこと」カテゴリの記事
- 統合失調症+?の母の介護施設探し(長文)(2024.08.15)
- 統合失調症だけではないと思う(長文)(2023.12.19)
- 改めての自己紹介(2023.07.04)
- 母が動けなくなったこと(悪性症候群?)(2023.05.24)
- 母の統合失調症?+何か(1.5)(2023.03.14)