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2011年4月 2日 (土)

何ができる?何もできない?

子供のとき読んだ
「風が吹くとき」
というイギリス原作の漫画を思い出して、図書館で取り寄せました。

なにげない老夫婦の日常を、核の脅威が一変させてしまう話です。

「スノーマン」の作者のほのぼのとした絵がらと、
ユーモアある会話がほほえましい一方、
物語は谷を転がり落ちるように展開します…

とても他人事と思えません。
現状が物語ほど絶望的でないのは救いですが…。

この先何十年〜何百年たっても、ぜったいにこの夫婦のような
被害者を出してはならない、 と切実に思います。

だけど、自分に何かできるか?

Photo_22

きょうも、急に具合が悪くなった友人に
「大丈夫?!」と声かけるのが精一杯で、いたわる言葉もでてきませんでした。
友人とは無言のまま解散…

こんな時、自分なら何て言われたいか?過去に何て言われたか?
考えたけどいまだに思いつきません。

こんな、人の身になって考えられない自分が、善意をふりかざすのはおこがましいし、
優しいフリをするくらいなら、いっそ何もしない方がいいのではと思ってしまう。

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